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2010年1月13日 (水)

七草粥(かゆ)

配偶者は、春の七草(せり・なずな・ごきょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)をよどみなく言えますが、僕は、覚えたつもりでも、せり・なずな、途中をとばして、すずな(カブ)・すずしろ(ダイコン)、以上には進歩しません。

ずっと昔は近所の野原を散策すれば、わりに簡単にこの7種類の草というか7種類の野菜を摘めたと思いますが、今は普通は無理です。で、僕たちのように6日の夕方に野菜売り場に駆けつけることになります。サイズのそろった春の七草が透明なパックに行儀よくおさまっており、産地は愛知県で、価格は480円。3~4人分用です。去年、別のお店に行ったときには売り切れだったので今年は気をつけていました。

7日の朝は七草粥(かゆ)です。前日の夜に歌を歌いながら草を刻むのが伝統のようですが、その伝統にはこだわりません。「唐の国から渡り鳥がインフルエンザをもってくるので七草の入ったお粥はその予防、冬は野菜が不足するので野菜対策」という説明が僕には腑に落ちるので、そういうことにしてあります。七草を摘める地域はいいですが、国内で野菜の流通が活発になる前の雪の北国ではどうしていたのでしょうか。七草パックの産地でも、露地ものは、すずな(カブ)とすずしろ(ダイコン)だけで、あとはハウス栽培のようです。

その疑問はさておき、いま、どれくらいの数の家庭で春の七草粥を楽しんでいるのか好奇心が湧いたので、大雑把に調べてみました。

「春の七草パック」の出荷数は、四国で120万パック、岐阜と愛知で25万パック、九州は宮崎と熊本で10万パック、これらがおもに京阪神市場をカバーし、神奈川(三浦半島)からの110万パックが関東から北海道までをカバーしているようです。だから全部で265万パックとなります。日本の世帯数が4906万(2005年現在)なので、廃棄がないとすると、265万家庭で七草粥が食卓に並んだことになります。その割合は、5.4%です。

しかし、単独世帯をのぞくと、つまり2人以上の世帯数に限ると3461万世帯なので、そうすると、七草粥をつくる手間と時間を惜しまないほどにお米の好きな家庭の比率が7.7%ということになり、そんなに悪くない数字です。1人当りのお米消費量の逓減傾向がストップし、わずかに上向き傾向が見えてきたことと関係しているかもしれません。

春の七草パックは、僕たちの買った値段は480円でしたが、パック当りの消費者価格が400円から500円だとすると、10億円から13億円の市場規模です。産地では、年末年始にかけて、出荷のための手作業に忙殺されたようです。

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