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2010年2月 8日 (月)

野菜の売れ筋期待値

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ある農業関係のウェブサイトに野菜の売れ筋予測アンケートというものが掲載されており、興味を惹かれた点がいくつかありました。アンケート対象は、消費者ではなく、消費者のことをよく知っている(あるいは、知っていることになっている)スーパーや百貨店や生協や青果卸の方々で、67社。割合は卸が63%、小売が37%。したがって、売れ筋予測とは、正確には、消費者が何を望んでいるかということと、消費者に食事を提供するような業種の人たちが何を望んでいるかが混合された売れ筋予測だとおもわれます。

「今後、野菜の売れる条件は何ですか、該当するものに2つ○印を」という質問に対して、他を引き離して圧倒的に○印の多いのが、「価格」、けっこうな差がついて2番目が「鮮度」。「産地への要望」(これも該当するもの2つを選択)としてとしてその他を引き離しているのが、「品質の安定」と「安全、安心対策の強化」。「今後の中国産の取り扱い」に関しては「安全確認を徹底し、扱う」が飛びぬけて一番。

これだけ見ると、大きな製造会社が、下請けの部品業者に、「とても品質のよい部品を、ぎりぎりの価格で納入してください。それが無理な場合は、中国などからの調達を考えます。」といっているのとほぼ同じことです。

以前「わがままな消費者」で引用した「農産物消費者の4分類」をまた引用すると、いったん右側の2つの箱に少し傾きかけた流れが、長引く不況のせいで、生活防衛というベクトルも加わり、ふたたび、左上の茶色い箱に、はね返るようにもどってきた様子です。

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一般的な質問以外に、「2010年、野菜の売れ筋ランキング」というのがあり、種類によっては細分化されていますが(たとえば、さつまいもが、種子島の安納芋<あんのういも>、徳島の鳴門金時、千葉の大栄愛娘<たいえいまなむすめ>、その他のさつまいも、といった具合)、147品目が売れ筋期待値の順に並んでいます。

147品目のうち、頻度は別にして、昨年実際に食べたかどうかで区分してみると、僕の場合は(あるいは我が家の場合は)食べたのが89品目で、その比率は60%。僕たちは野菜が好きなので結構いろいろなものを食べているような気がしていましたが、野菜好きな一般家庭の種類としてはこんなものかもしれません。さつまいもでいえば、鳴門金時は焼き芋を楽しみましたが、去年は他は食べていないので、それも60%に関係しているのでしょう。

上位の35~36品目をじーっと見ていてまず気づくのが、トマトの登場回数の多さ。1位が高糖度トマト、7位が中玉トマト、ミニトマトが9位に入り、りんか409という新顔や、生産額のもっとも大きい桃太郎などが続き、細分化の仕方が不公平の気もしますが、7回も現われます。各家庭の食卓にそんなにトマトが並ぶのかちょっと不思議ですが、外食産業を含めて考えるとそんなものかもしれません。

我が家もトマトは好きで、北海道だと蘭越(らんこし、ニセコの隣町)育ちの細長いミニトマト(赤い色をした「アイコ」や、黄色いオレンジ色の「カナリーベル」など)は生で、それ以外のトマトはたいてい料理の素材として熱を通して使います。北海道では平取(びらとり)という町がトマトの産地ですが、ここの「桃太郎」で作った地元産トマトピューレは、我が家ではトマト味のピリ辛スパゲティーに活躍してします。

さて、我が家の冬の好物のケンチン汁の材料がどんな売れ筋期待値なのか、つまり、それなりに伝統的な一般和風家庭料理の材料の順位が気になったので調べてみました。ケンチン汁の野菜系材料を「ごぼう、大根、ニンジン、里いも、ネギ、原木シイタケ、レンコン」だとすると、順位は、ごぼうが60位、大根は95位、ニンジンは27位、里いもはかわいそうに107位、ネギが42位、原木シイタケは46位、レンコンは86位といった具合です。

ざっくりとまとめると、調理の簡単なもの、すっきりと甘いもの、日本的な洋風料理に合う野菜類が上位をしめているようです。

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