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2010年5月24日 (月)

お米の直播(じかまき)

田植えの季節」という少し前のブログ記事で、札幌の東北近郊にある岩見沢市で開始されたお米の直播(じかまき)のことに触れましたが、北海道では他の地域でも直播の実験が進んでいるようです。お米の直播(じかまき)は、正確には「水稲直播」(すいとうちょくはん)とむつかしく読むようです。

水稲の種を乾いた田んぼに蒔いてあとで水を引き入れるのを「乾田(かんでん)直播」、水田に種を直接蒔きあとで苗の様子を見て水を足すのを「湛水(たんすい)直播」といいますが、岩見沢で行われていたのは乾田直播でした。

札幌の東北に位置し、岩見沢よりは西よりに新篠津(しんしのつ)という村があります。そこでは無農薬野菜や低農薬野菜を栽培する農家も多く、そうした野菜が札幌のデパートやスーパーの無農薬野菜コーナーによく並べられています。新篠津村では「大地の星」というチャーハンやピラフ、冷凍米飯など加工食品に向いた粘り気の少ないお米を対象に、乾田直播と湛水直播の両方の実証試験・実証栽培に取り組んでいます。

函館のすぐ北側に北斗(ほくと)市というところがありますが、ここでは「ななつぼし」というふっくらとした食感と粘りを持つ低タンパクのお米が対象で、ここでの実証試験方式は湛水直播です。

北海道のお米の名前(ブランド)のつけ方には特徴があって、多くが星と月に関連しています。北海道のお米は、モノの本によるとかつて「ネコまたぎ」(ネコが食べずにまたいで行ってしまう)といわれていたそうですが、北海道のお米もおいしいではないかという評価のきっかけになったのが「きらら397」、そのあとに続いたのが「ほしのゆめ」と「ななつぼし」、ピラフやチャーハンなど業務用・加工食品用で重宝されている「大地の星」、最近の良食味米として評判の「おぼろづき」、それから、今後、「新潟コシヒカリ」に匹敵するおいしさで日本のお米をリードしていくことが期待されている「ゆめぴりか」などです(ただし、「ゆめぴりか」という名前は、「ゆめ(夢)」とアイヌ語で美しいを意味する「ピリカ」をあわせてつくられた名前だそうです。)

例外もあって、たとえば北海道の南の地域で栽培されている良食味米は「ふっくりんこ」、新十津川(しんとつがわ)という札幌と旭川の中間あたりの地域で育てられている日本酒用のお米は「吟風(ぎんぷう)」といった具合です。北海道では、「川」のつく地域が、たいていはお米の生産地です。

僕はまだ「吟風」を使った日本酒を飲んだことがありませんが、僕のお気に入りのひとつが山形県(酒田)の酒屋が醸している雄町の純米吟醸で、そこが吟風をつかった強めに香る日本酒を造っているそうなので、機会があれば冷で味わってみたいと思っています。

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