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2010年6月 7日 (月)

規格外のミネラルウォーター

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カルシウムやマグネシウムなどのミネラル含有量がとても多いペットボトル入りのミネラルウォーターがありますが、その1.5リットル入りがいつもより25%程度安く売られていました。ミネラルが強いので、軟水にしか興味のない人には人気のないブランドのミネラルウォーターですが、僕は水分補給目的の水としては気に入っているので、ケースで買い求めました。

別に水余り現象が発生しているのではないので、一時的にせよどうしてこんなに安く価格設定ができるのか不思議だったのですが、さて飲もうとしてペットボトルをテーブルの上に置いたときにその理由が判明しました。

規格外の野菜や端物野菜は、規定サイズに届かなかったり規定サイズからはみ出したり、あるいは曲がっていて見かけが悪いなどの理由で、「標準品」よりは安い値段しかつきませんが、このペットボトルのミネラルウォーターも「規格外」商品でした。水の味やミネラル含有量が規格外というのではなく、テーブルの上のペットボトルがピサの斜塔の状態です。すべてのペットボトルが軽く傾(かし)いでいて、どうも最終出荷検査段階ではじき出されたものだけを集めた様子です。あるいはピサの斜塔が頻出するロットが発生し、ボトルの軽い傾き以外には何も問題がないので、そのロットの商品を「規格外野菜」として取り扱ったのかもしれません。

このミネラルウォーターは、ミネラル含有量の非常に多い商品としてのブランドと顧客セグメントを確立しているので、こういう少し変わった方法でひそやかに店頭でアピールするマーケティングのやり方もあっていいと思います。マーケティング責任者の利益計算に支えられた遊び心が見えるようです。価値を知っている既存顧客にとっては、結構うれしい販売促進です。

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