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2010年6月29日 (火)

病院で不健康になる方法

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普通にご飯の食べられる入院患者が、一般の国公立の病院や法人経営の病院に入院中に不健康になる、あるいは病気に一歩近づくための有効なひとつの方法は、入院中の食事(病気の種類に応じた特別な食事ではないので、普通食という名前のようですが)を文句を言わずにそのまま食べ続けることだと思います。

病院は食事からは利益はわずかしか出していないと思うので、まさか損失が出るような形で食事を提供していることもないでしょうから、普通食は1食につき260円が自己負担で、そしてこの260円は「食材料費」相当分のようなので、1食あたり材料費は、まあ、260円ということになります。モノの本によれば「入院したときの食事にかかる費用として、1日3食780円を限度に、1食につき260円(食材料費相当)を自己負担し、これを超える部分に関しては、公的医療保険から支払われる」となっているので、朝は260円より安い食材費で、夕方は260円より高い食材費で、病院側は晩ごはんを用意しているということのようです。

一般の食事提供業だと、食材料費が料理の値段に占める割合は平均で30%くらいなので、食材料費が260円ということは860~870円の食事ということになります。今のお昼ごはんだと、それなりの値段です。

料理の好きな知り合いが某病院に2週間ほど入院したのですが、1週間くらい経ってそろそろお見舞いにでも行くかというときに電話がかかってきて「食事がまずくて死にそうだ」というので、配偶者と休日の夕方の食事時に自家製佃煮をもってお見舞いに行くことにしました。入院患者の食事や休憩のための広めの公共スペースがあり、お見舞いの人たちもそこで一緒に時間を過ごせるとのことです。

知り合いは普通食を食べていましたが、「こんなの毎日食べていたら病気になるよ」。260円の材料費で、完璧なカロリー計算と栄養素配合を考え、そして塩分を抑えると入院食が完成するのだそうです。出汁や味は260円の外側なので期待してはいけない、野菜が少ないので嫌になる、その少ない野菜もどうも新鮮とはいいがたい、作っている人たちは自分で自分の作った入院食を食べたことがあるのか、といろいろとうるさいのですが、おかずが少ない時に「ふりかけ」がついてきたのには参ったそうです。だからそういう背景もあって僕たちは自家製の佃煮を包んできたわけですが、知り合いの食べる現物を実際に拝見すると、たしかに知り合いのいう通りかもしれません。

食事に無頓着な方には入院食はいい栄養バランスかもしれませんが、普段から食材などに気を遣っている人には結構ヤバイ食事かもしれません。

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