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2010年7月 6日 (火)

完熟した梅は桃の香り(その2)

容器や道具はとても強い度数の焼酎で丁寧にぬぐい、赤紫蘇(あかしそ)も葉の部分だけを丁寧にもぎとってよく洗い風通しのよいところで1昼夜乾燥させたので、それから梅への塩分は強めに利かせてあるので、あとドジな事をしていなければ、土用干しを待っている仕掛中の梅干しにカビが発生する可能性はまずないと思いますが、念のため、毎日、朝早い時間に状態を確かめます。

梅干しは、円筒形のホーロー容器に入れてあり、プラスチックの半透明な中蓋で覆った上にホーロー蓋をしてあるので、プラスチックの中蓋の上から様子を見ます。赤紫の透明な赤梅酢(あかうめず)が重石の上に薄くあふれており、重石と容器の隙間からは濃い赤紫がのぞいています。異常なし。

さて、我が家では梅干しは5kgしか作りませんが、それでも相当にうんざりするのは、大量の赤紫蘇の葉の部分を丁寧にもぎ取ってよく洗うという作業。5kgの「赤い」梅干しに必要な赤紫蘇の量は市販の袋入りだと5袋分ですが、水をはった容器に全部並べてみると結構壮観です。土などもついた新鮮な赤紫蘇から葉の部分だけを、カビの原因となる茎の部分が混じらないように丁寧にもぎとるという作業から開始しますが、これが我慢比べのような工程。配偶者と一緒に音楽でも聞きながら共同でやらないと前に進みません。梅干しを20kgとか60kgとかを作る家庭や農家があるそうですが、ほとほと感心してしまいます。

この忍耐作業の報酬は、おそらく納得できる味と色合いになるであろう自家製の梅干しを一年中楽しめることだけですが、投資満足度率は高そうです。

ついでに、適当に投資収益率を計算してみました。難しい計算ではなく、『4Lサイズの紀州産南高梅を使い、塩分は17%で紫蘇仕立て、つまり伝統的なつくりの専門店の梅干しを購入する場合に必要な金額』と『自家製梅干し作成にかかった材料費(つまり4L~5Lサイズの紀州・完熟梅5kgとミネラルの多い伝統製法の塩900gと赤紫蘇5袋分の値段)と配偶者と僕の労働費(ちょっと高めのアルバイト時間給を使って計算、今後の必要分も含む)の合計、すなわち直接原価』を較べると、買うのよりも15%~18%くらい安い費用で梅干しが手に入ります(5kgの梅から3kgの梅干しができるという想定)。

この比較には、我が家の梅干しは専門店のものと同じくらいおいしいという前提が隠れていますが、この前提の妥当性については今は議論しません。

自家製梅干しには白梅酢(うめず)や赤梅酢といった副産物があり、白梅酢はすでに500mlをガラス瓶に保管してありますが、7月末には同量の赤梅酢が確保できます。値段をつけたらそれぞれ2,000円くらいにはなると思うので、合わせて4,000円。お金を出しても、まず手に入らない貴重なおまけです。

なお、最初の「完熟した梅は桃の香り」は「こちら」

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