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2010年7月 8日 (木)

お米の売れ筋価格が二極化(その1)

高い買い物をしない、ムダ使いをしない、だからお金持ちになれたというのは、まあ、その通りだと思いますが、普通は、お金持ちはお金持ちでない人たちよりもたくさんのお金を使うと考えられます。

洋服のように、デザインが気に入ったからいつ袖に手を通すかわからないけれどもとりあえず買っておくかというような種類の商品があり、靴などもその手の商品です。だから、そういう商品には、そうした商品の持っている魔力がまわりに漂うせいか、衝動買い傾向を持った一定数の消費者が熱心なサポーターとしてついています。商品の種類は相当に違いますが、冷凍食品をやたらに買い込む主婦がいて、いつ食卓に上るとも知れない冷凍食品が先入れ先出しルールを無視した状態で冷蔵庫にあふれているといった光景もよく耳にしますし、また実際に見かけます。

この種の消費者は、収入の多寡にかかわらず存在するので、違いは、お金持ちはより高価なものを、そうでない人たちはより廉価なものを、ということだけかもしれません。

最近は売れ筋価格の二極化が進んでいるということがよく話題になりますが、この二極化とは所得格差の広がりによる消費者の可処分所得の二極化からくるものではなくて、特定の消費者の消費パターンにいわば内在的に見られる二極化です。これは、僕たち自身の消費行動や消費パターンを観察すれば、僕たち自身がすごいお金持ちである場合は別ですが、その通りであることがわりに簡単に確認できると思います。つまり、「肉とワインは高級品にどんどんお金を使うが、洋服は安い吊るしでよい」、「携帯電話や情報処理関連の電子機器は常に新しいものに買い換えるが、自動車は安いレンタカーがあれば十分で買う気はない」、「食費は切り詰めるが、美容にはお金を惜しまない」「晩御飯にコンビニ弁当以上のお金をかけるつもりはないが、スーツはデザインの斬新なイタリアブランド以外は着ない」「子どもの教育費にはお金をかけるが、それ以外の出費はことごとく抑える」といった二極化パターンに近い消費パターンが僕たちの中にもあるだろうということです。

ひとによってどこにお金を使いどこにお金を使わないかは違うので、より高級品が求められるのはどんな商品かより安いものが好まれるのはどんな商品かを一般論で議論しても、GDPの大きさを産業別に比較して、GDP全体に占める比率が高い産業に属する商品はそれ以外の商品よりも多くのお金をひきつけているので、従って高級な商品もより多く購入されているに違いないと想定すること以上の意味はなさそうです。それでも「食べもの」や「農産物」や「お米」がどんなポジションにいるのか気になります。

(その2)に続く

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