札幌の梅雨、バジルとトマト
札幌には梅雨がないことになっていますが、今年の7月中旬から7月末にかけての天候は、札幌以外の地で長い年月にわたって梅雨のうっとうしさを厭い、同時にその風情を楽しんだ身にとっては、梅雨以外のなにものでもありません。少なくともここ2−3年の札幌の7月は、梅雨にとても気に入られているようです。亜寒帯である北海道の一部がゆっくりと温帯化しているのかもしれません。
陽の光が不足するとたとえばバジルの生育はぼんやりしたものになります。バジルは成長が旺盛な紫蘇(シソ)科の植物なので、葉を摘み取っても土と水と太陽があれば、葉はまたどんどん増えてきます。先端部分の葉を摘んでやるとわき芽が横に伸びて、しばらくすればそこからまたたくさんの葉が収穫できますが、日照不足だと葉の成長が遅いので、今年は、自家製バジルソース(バジルとニンニク、オリーブオイルと塩・胡椒でつくり、ジェノベーゼによく使われる松の実やチーズは入れない)を天使の髪風のパスタに贅沢に絡めて食べたのはまだ2回だけ。配偶者の作るバジルソースのパスタを夏の土曜か日曜の昼食として食べることが好きな僕としては、バジルの生育は札幌では夏の狭い期間に限定されているので、太陽が戻ってきてもっと夏らしくなったとしてもあと何回楽しめるのか気がかりです。
プランターと鉢植えで育てているトマトの収穫も、一部は、想定よりもスローペース。おそらく、梅雨で日照時間が不足したのが原因です。
「アイコ」(卵形ないしラグビーボール型のミニトマトで、赤と黄色の2種類)は割に順調で7月下旬から8月末にかけて赤と黄色をあわせて300~350個くらいの収穫を予定しています。7月上旬が「夏」だったのでそれが幸いしたのか、8月1日現在の収穫量は90個で、サラダの一部として1日おきくらいにパクパクと食べています。このままのペースだと収穫量は300個を確実に超えると思います。(*^-^)。
食品メーカーからおまけでもらった「凛々子」(りりこ)というジュース用トマトの苗をアイコと同じような時期に3本それぞれ鉢植えに植えましたが、花を最も多くつけ一番元気そうだった1鉢は実が途中でよく痛むので処分、残りの2鉢は実の数は少なくて、そして成長がとてもゆっくりです。この娘はおとなしげだが気まぐれで手がかかります。(^^;)。
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