« いささか乱暴な「農業」おとぎ話 | トップページ | 淡路のタマネギ(玉葱)、札幌のタマネギ(玉葱) »

2010年9月10日 (金)

減塩梅干しとゴミ袋

人気ブログランキングへ

今年はとても暑い夏と初秋なので、梅干しや火を使わなくてすむ揚げ物惣菜のような食材の売れ行きが好調で、梅干しは暑さを乗り切る塩分補給のためだそうです。

ときどき消費者ニーズなるものの一部をゴミ袋に入れて焼却してしまいたいような気持ちになることがあります。そのひとつが「減塩梅干し」。そして「減塩梅干し」の変種だが、減塩を通り越した、言葉の定義上自家撞着(じかどうちゃく)に違いない「甘い梅干し」。

甘い梅干しは数ヶ月前のいただき物でその存在を初めて知りました。その時に一粒だけ食べて味も確認してあります(「とても甘い梅干し」)。減塩梅干しは、デパートでもスーパーでも梅干し売り場のほとんどがそれで、満艦飾(まんかんしょく)の状態。<蛇足的な【註】:満艦飾(広辞苑より)①祝祭日などに、停泊中の軍艦が船全体を信号旗などでかざり立てること。②女性などが盛んに着かざること、洗濯物を一面に干し並べることなどにたとえる。>

梅干し売り場の梅干しを端から見ていくと、塩分が6~8%から7~9%のものがほとんどで、6%だとたいていは別の素材も加わって「何とか入りの甘い梅干し」になります。デパートによっては売り場の端の方に14~16%のもの、昔ながらの塩分濃度のものが見られますが、スーパーマーケットではその存在すらないようです。梅干しは塩分が15%以上でないと保存がきかないはずなので、減塩梅干しは保存のために伝統的な手法では使わない方法を採用することになりますが、その方法についてはここでは触れません。

塩分の取りすぎは健康によくない、梅干しは塩分が多い、しかし梅干しを食べたい、塩分の低い梅干しが欲しい、よって減塩梅干しの登場、となるわけですが、新世代の梅干しは塩辛くないので1個で止まらずに2個3個と食べることになり、結果として塩分の取りすぎになるらしいので、それで塩分6%の甘い梅干しにたどり着いたのでしょうか。

よくあんなまずい梅干しを食べられるものだというのが減塩梅干しについての僕の意見です。ゴミ箱、ゴミ箱。

梅干しは伝統的なつくりのものを買っていますが、今年からミネラル分がいっぱいの塩を使った塩分18%の梅干しを作り始めました。8月初旬に天日干しを完了した自家製梅干しは今は容器の中で静かに眠っており、今年の終わり頃から我が家の食卓に並ぶ予定です。

人気ブログランキングへ

|

« いささか乱暴な「農業」おとぎ話 | トップページ | 淡路のタマネギ(玉葱)、札幌のタマネギ(玉葱) »

塩・味噌・醤油・酢」カテゴリの記事

漬物と塩辛」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1317632/36497359

この記事へのトラックバック一覧です: 減塩梅干しとゴミ袋:

« いささか乱暴な「農業」おとぎ話 | トップページ | 淡路のタマネギ(玉葱)、札幌のタマネギ(玉葱) »