東京の真ん中で稲刈り
お米の10a(10アール)当たりの日本全体での平均収穫量は最近は530㎏くらいです。東日本ないし北の地域の方が、西日本ないし南の地域よりも収穫量は高いのですが、都道府県の中で収穫量が日本で2番目に少ない東京では400㎏を若干超えるくらい、一番少ない沖縄で300㎏に少し欠ける程度です。ちなみに、10a(10アール)の広さは1000平方メートル、四角形だと縦と横が約32メートルずつの水田です。
別の記事(「いささか乱暴な『農業』おとぎ話」)の後半で日本の「稲作技術の統領」ないし(言葉が悪いですが)「稲作の元締め」について触れましたが、その統領は東京の真ん中にお住まいで、毎年、ご自身の水田で田植えと稲刈りをなさっています。小さな新聞記事によると、今年は9月28日にうるち米ともち米の両方を収穫し、今年の収穫量は合わせて100㎏。水田の広さは約240平方メートルなので、10アール換算すると417㎏。東京の平均値をわずかに超えるお米の収穫量です。
このお米は新嘗祭(にいなめさい)などに用いられるそうです。
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