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2010年10月26日 (火)

再び、暑い夏の影響

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「暑い夏の影響」でも少し触れましたが、今年の猛暑がお米に地域によっては予想以上の悪い影響を与えたようです。収穫量にではなく、等級品質への影響です。

例えば昨年のお米(2009年産米)の「1等級比率」は、全国平均で83.0%。それが今年(9月末現在)は19ポイント近く下がって全国の平均値が64.4%(農林水産省データ)。お米の等級とその基準値の概要はは以下のようなものですが、多くの米が2等級以下に格付けされた理由は、白未熟粒(下の表だと被害米)が44%、整粒不足が19%、カメムシなどによる着色粒(下の表だと着色米)が15%で、とくに白未熟米の割合は昨年の倍になっているそうです(農林水産省データ)。したがって、2等級米の平均値は、昨年は15%でしたが、今年は33%と倍増。

Photo_4 

軽微な影響しかこうむらなかった都道府県は、北海道(94.1%→90.4%)と岩手県(93.7%→89.9%)、それから長野県(98.6%→95.7%)と千葉県(93.0%→91.4%)。

最も影響を受けたのが、新潟県で昨年の90.7%から19.7%へと71ポイントも下落しました。東北のその他の県も20ポイント前後の悪影響を受けています。

我が家では、玄米や3部搗き(つき)が好きなので、新潟のある農家で生産された有機玄米を常食にしていますが、今年はそこのお米にも影響が出ました。お米と一緒に届いた「お知らせ」というか「季節のニュースレター」風の写真付きの手紙でも、白濁米(未成熟米)の混入率が例年よりも多いことが書かれていました。新米を、少し残っていた2009年産米と比べてみると確かに白濁米の割合が多いようですが気になるほどではありません。味も同じで、おいしくいただいています。

この農家でさえいくぶんの白濁米が混入するのだから、いわんや他の農家においておや、若干の欠点があっても他よりは出来はいいはずだと、我が家のような消費者を非常に好意的にさせてしまうところが、お米のニッチ市場で、この農家とこの農家の有機玄米が確立してきたブランド力です。

玄米の構造は以下の絵のようになっていますが(ペイントという素朴なお絵かきソフトで手書きしてみました、玄米というよりジャガイモに似ていますが、それはさておき)、その農家の2009年産米と2010年産米を比べると、我が家のような消費者視点では次のような違いが出ています。

Photo_2

絵の中の左下に「胚芽」(はいが)がありますが、2009年米では3部搗きをしたときにほとんどの胚芽が米にくっついていましたが、2010年米では、目勘定で3割くらいが「ぬか」と一緒に落ちているようです。もっとも、我が家ではこうした有機の「ぬか」は大切な素材で、糠(ぬか)漬けの糠床に足すので、ムダになるところはありません。

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