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2010年10月28日 (木)

我が家の国産食材比率から食料自給率を考えると・・(その1)

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食料自給率を我が家の食事(食材)の国産品比率を手がかりに、日本という国ではどの程度の食料需給率が適当なのかを考えてみようと思います。なんとなく計量的なところもあるアプローチですが、基本は感覚的なものに依存しています。かりに適当と思われる自給率を想定した場合に、その数字に近づくために必要な生産する側と消費する側の動きも少し考えてみます。

我が家の食事や食材の国産品比率、つまり食料自給率は、カロリーベースでも金額ベースでもほとんど差はなくて、95%くらいだろうと思います。低く見積もっても90%以上はあるはずです。100%はどうしても必要な輸入食材があるので不可能です。それらの日本での生産はちょっと考えられません。

自宅で食べるご飯とおかずの産地がどこかということについては後述するにしても、夫婦2人の生活で、ほとんど外食はしない、僕のお昼ごはんもお弁当持参、2人で行くたまの野球見物などにも太巻きなどのお弁当を用意していくといった生活なので95%になるのでしょう。

日々の食材を穀物や野菜、魚介類など大ざっぱなカテゴリー別にみていきますが、その前に、我が家で口にしているもので輸入食材や輸入素材が入っているに違いないもの、あるいはその可能性の高いものを並べてみます。生産地が不明なものは外国産とみなします。

【確実に輸入品であるもの、ないし輸入素材がはいっていると思われるもの】

◇ 胡椒(こしょう)はスリランカ。カレー粉に入っているターメリック、クミン、コリアンダーなどは外国のもの。ガラムマサダ(ミックススパイス)のナツメグやシナモン、グローブやカルダモンなども輸入品。

◇ コーヒーと紅茶。紅茶はインド、コーヒーは主に南米から。

◇ メープルシロップはカナダ産。アーモンドはイタリアから、クルミも輸入品。干しブドウはカリフォルニア産。

◇ 札幌の生ラーメン。札幌をはじめ北海道の生ラーメンはおいしい。北海道産小麦だけで作った生ラーメンもいくつか試したが、再度の購入には至らなかった。我が家のお好みはおそらくカナダあたりの小麦を中心につくられているとおぼしき麺ですが、おいしいのでリピーター(くりかえし購入者)です。

◇ お昼ごはんをすべて弁当で済ますわけにはいかないので、そういう時はご飯と魚の組み合わせか、パスタ類。お米と魚は地のものが多いと思いますが、パスタはおそらく外国産小麦のもの。

◇ 立食パーティーなどに参加しても、晩ごはんの邪魔になるので、食べるものにはほとんど手を付けませんが、こうしたパーティーの食べ物には輸入素材が当然混じっているはずです。食べ物に手を付けないということは食べ残しを増やしていることにもなるので、ちょっと複雑な気持ちではあります。

◇ 季節の観光旅行などで泊まる旅館やホテルの食事。国産品比率は高いのか低いのか定かではない。

【国産品、国内栽培品、国内生産品、国内漁港水揚げ品】(ただし、完成品は国産だが飼料や素材の一部が輸入品かもしれないものには後に(●)印)

以下は我が家の食卓に登場する国産品、国内栽培品、国内生産品、国内漁港水揚げ品に関する説明です。僕にとって便利な格好で分類してあります。(興味のない方には退屈な説明なので、以下の「◇・・・」部分は読み飛ばしてください。)

◇ 香辛料。輸入品を胡椒(こしょう)から始めたので、まず唐辛子から。唐辛子は国内産のものを使っています。

◇ ハーブ類(バジル、パセリ、セージ、ローズマリーなど)すべて国産のもの。バジルやローズマリーは季節には自家栽培。

◇ 味噌・醤油・酢・味醂は、その原材料が国産の商品を厳選して購入。基礎調味料は日々の料理でとても重要なので、我が家ではけっこう気を使っている。味噌は今年から始めた寒仕込が熟成中。京都の酢、小豆島の醤油、三河の味醂など。味噌は種類に応じて各地。

◇ 砂糖。砂糖は料理には使わないので持っていない。あるのはお菓子に使う徳島産の和三盆くらい。

◇ 漬物。糠漬けは自家製。梅干しも今年から自家製造開始。購入するタクアンやもろみ漬け大根や梅干しは当然国産で、減塩でない伝統的な作りのもの。粕漬けに使う酒粕は、酒蔵から短期間売り出されるがその時期に購入、国産。

◇ 食用油とゴマ(ゴマとゴマ油、菜種油、オリーブ油など)も、味噌・醤油・酢・味醂と同様とても重要なので、食用油はすべて国産。ゴマ油は鹿児島、菜種油は青森の菜種を鹿児島で搾ったもの。オリーブ油は瀬戸内海の小豆島。

◇ 穀物(米、小麦粉など)米は当然のことながら国産。新潟の有機玄米を購入。朝ごはんと晩ごはんには「ご飯」(炊いたお米)を食べます。夜は玄米で、朝は3分搗き(つき)。お弁当のごはんも3分搗き。小麦粉は種類(強力粉、中力粉、薄力粉)にもよるが、北海道のものか東北のもの。パンを焼いたり、うどんを打ったり。ただし最近の小麦粉は天候のせいもあり、銘柄によっては一般消費者としては入手が困難なものも。

◇ 麺類(うどん、そば、中華麺、パスタなど)。うどんは最近は小麦粉から自家製作。ちと格好は悪いがおいしい。そばは近隣のものやその他の地域の国産品。パスタは北海道産の小麦粉でつくった近隣のもの。中華麺に関しては、上述の生ラーメンと違い、冷やし中華の麺で国産小麦100%。週末のお昼ご飯は、カレーライスとかもあるが、小麦系の食材が多い。

◇ 豆類(大豆や小豆、および豆腐など)。大豆や小豆は国内産。大豆は畑の牛肉で好物。今の季節だと五目豆。豆腐や納豆は北海道産大豆を使った地元産。ただし、高野豆腐は長野から。

◇ 野菜(ジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、タマネギ、ニンジン、トマト、ピーマン、パプリカ、小松菜、レタス、白菜、大根、キュウリ、ズッキーニなど)はすべて国産。なるだけ無農薬栽培か特別栽培のもの。

◇ きのこ類(シイタケ、エノキやシメジ、なめこなど)。国内生産品のみ購入。シイタケは原木栽培もの。干しシイタケも同様。

◇ 果物(リンゴ、柿、ナシ、キーウィーやメロンなど)も国産。メロンは近隣で安くていいのが栽培されているし、キーウィーも羊の国から来たものではなく国産品を選択。

◇ 海藻(こんぶやワカメや海苔など)。生産地・収穫地は利尻/礼文・羅臼・日高・道南など北海道各地で、だし昆布やとろろ昆布・おぼろ昆布などへの商品加工は北陸というのが我が家の好み。ワカメは渦潮の海で獲れたのを乾燥させたもの。

◇ 魚介類(タイ、キンキ、ヒラメ、カレイ、鮭、マグロ、サンマ、イワシ、サバ、シシャモ、イカ、タコ、エビ、牡蠣、帆立貝など、および、竹輪・かまぼこ、おでん種などの魚肉の練り物)

すべて国内漁港で水揚げされたものか近海もの、近隣もの。多種多様で飽きることがない。たまに食べるマグロは津軽海峡で獲れるクロマグロ(ホンマグロ)のみ。松前や大間や戸井で水揚げされた生のクロマグロが、最高級品は築地直行だが、それ以外が安く出回ることがあり、マグロを食べるのはそういう時。

ロシアのサケやカニ、遠くから高度な冷凍技術でやってきたマグロなどには関心なし。

魚の練り物とおでんが好きだが、おでん種に含まれる小麦や大豆油(●)はひょっとすると輸入品かもしれない。

◇ 畜産物(牛肉、豚肉、鶏肉、卵、牛乳、そしてバターやハム・ソーセージなどの加工品)

外で個人的な集まりの機会に出されたときはいただきますが、自宅では数年前から肉類を食べなくなったので、家畜の食べるとうもろこしや大豆粕などの輸入飼料にも関係がなくなり、したがってこの分野での我が家の国産品化率もとても高くなっています。例外は卵(鶏卵)とスープストックに使う地養鶏の手羽先。卵は放し飼いの鶏が生んだ地のもので、飼育飼料なども納得できるものを選択。値は張ります。手羽先用の鶏は岩手の産ですが、鶏の食べる飼料(●)に輸入品が混じっているかもしれません。

◇ 酒(日本酒、ビール、ワインやウイスキーなど)は、近頃はもっぱら国産ビールと日本酒で、ビールの麦も日本育ち。

◇ 外食。外食はほとんどしません。たまの外食はカウンターでの天婦羅(てんぷら)や、地元の魚介類を使った寿司くらい。そこで使っているのは、産地のはっきりとした国内の食材だけ。

長い箇条書きになりましたが、食事を配偶者と一緒に自宅でするために安心でおいしいものをなんとなく求めていたら「長々とした箇条書きの状態」、つまり食料自給率というか国産食材率がおそらく90%~95%くらいの状態になったようです。90%~95%生活のデメリットは、「日本」産「日本」消ではあるが、狭い意味での「地産地消」にはならないので購入等が面倒くさいこと、食費のエンゲル係数がどうしても高くなることで、だから他への出費を切り詰めてバランスを取っています。メリットは、安心でおいしい食材を自宅で楽しめることです。

(その2に続く)

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