« こうばしい雑穀混ぜご飯 | トップページ | お米の自家製ブレンド »

2011年1月14日 (金)

七草粥(ななくさがゆ)と小豆粥(あずきがゆ)

1月7日の朝に七草粥(ななくさがゆ)を食べ、15日の小正月(こしょうがつ)には小豆粥(あずきがゆ)食べるというのが今でも残っている慣習です。

七草粥で使う七草の消費量は結構多くて、だから、デパートの野菜売り場などでも6日の夕方にはパック詰めされた七草が大量に積み重ねられています。今年の出荷量は調べていませんが、昨年大ざっぱに調べた範囲では七草は全国で265万パックが出荷されたようです(「七草粥(かゆ)」)。産地は三浦半島から西の暖かい地域。今年も去年のような出荷量だとすると、20軒に1軒くらいは七草粥を食べている勘定です。

小豆粥をつくるときに使う粥をかきまわすための木の棒や、あるいは粥を煮るために燃やした燃えさしの薪(たきぎ)が粥杖(かゆづえ)で、平安時代以来、これで女性のお尻を打てば男の子が生まれるということになっているようです。ただし、現在の料理関係の本や料理記事では、粥杖とは粥を炊くときにかき回す木の棒という説明ばかりで、薪は出てきません。

この正月に、とあるきっかけで、「とはずかたり」という鎌倉時代の女性の手になるちょっとかわった創作エッセイ風日記物語に少し目を通してみました。巻二の最初のあたりに「十五日に男たちが女房達をひっぱたいた」という一節があり、このお尻たたき騒動はその後、いくぶん喜劇的な展開になるのですが、その書物の「お尻たたき」に関する脚注では「炊事に用いた薪(たきぎ)で女の腰を打ち、男児誕生を祈る」となっています。蛇足ですが、広辞苑では、薪とは「<焚き木の意>かまど・炉などに焚く木。たきもの。まき。」と説明されています。

今、同じようなことをしようとすれば、「薪」の入手は一般家庭では難しいので、たたきやすいように長めの「料理箸」ということになるのかもしれません。だとすると、料理関係の本や記事の記述は今でも利用価値が高いということになります。

人気ブログランキングへ

|

« こうばしい雑穀混ぜご飯 | トップページ | お米の自家製ブレンド »

季節と時節」カテゴリの記事

米と麦」カテゴリの記事

雑感」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1317632/38440591

この記事へのトラックバック一覧です: 七草粥(ななくさがゆ)と小豆粥(あずきがゆ):

« こうばしい雑穀混ぜご飯 | トップページ | お米の自家製ブレンド »