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2011年1月13日 (木)

こうばしい雑穀混ぜご飯

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ヒエ100%の「ヒエご飯」もたまにはいいかもしれませんが(「すこしだとまあまあおいしい『ヒエ(稗)ご飯』(その1)」と「(その2)」)、それを常食にすることにはまったく気乗りしません。

玄米も3部搗き(つき)も白米もそれぞれに良さがあるのですが、配偶者といろいろ遊んでみた結果、3分搗きに雑穀を少々混ぜた「雑穀ご飯」が僕たちにはいちばんおいしく感じられます。「香ばしいご飯」と形容したらその感じが伝わるでしょうか。おいしい白米ご飯は香の物でもあれば、また、おいしいフランスパンはそれだけでどんどんと食が進みますが、3分搗き雑穀ご飯で食の進む感じは、できのよいフランスパンを相手にしたときによく似ているかもしれません。

雑穀といってもアワ(モチ系)、キビ(モチ系)、ヒエ、ムギ(押麦、丸麦)、アマランサス(昔の日本にはなかった中南米産の穀物)などをコメに対して5%くらい入れる程度がバランスがいいみたいです。

コメと雑穀の割合がどちらがどれだけ多いかの詳細にこだわらなければ、主食穀物の歴史の中で「コメと雑穀を混ぜ合わせたもの」を主食とする人たちは日本にはおおぜいいました(「ヒエ(稗)ご飯(その2)」)。アワもヒエもキビもムギもコメと混ぜ合わせて食べていたわけで、さまざまなおかずを量的には今ほど十分に食べられなかったかもしれないという点を除けば、かつての日本人はある意味では結構な主食を毎日食べていたことになります。

値段の高い国産付加価値農産物というと、イチゴやメロンのような果物やフルーツトマトのような野菜、一部の地域のおいしいコメを思い浮かべますが、ヒエ・アワ・キビ・ハトムギ・アマランサスのような雑穀も現在は確かな付加価値農産物です。無農薬栽培のヒエやアワやキビの値段(小売価格)は1㎏で約2,300円、アマランサスだと1㎏が3,000円を超える値段です。食味の良いとされる(無農薬栽培ではない)白米5㎏が2,200~2,300円で買えることを考えるといかに付加価値が高いかわかります。

ヒエ・アワ・キビ・ハトムギ・タカキビ・アマランサスを合わせた全国の生産量は、平成17年産で1,272トン。日本での雑穀流通量の90%以上が輸入品です。コメの年間生産量の820~830万トンには及びもつきませんが、雑穀というニッチマーケットを形成しています。

そのニッチマーケットの主要プレーヤーが岩手県で、ヒエの生産量シェアは91%、上記6種類の雑穀を合わせた場合の生産量は741トンで生産量シェアは58%です(農産業振興奨励会 平成18年3月)。穀物という地味な農作物でのこういう付加価値の出し方もあります。

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