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2011年2月 2日 (水)

1年後の「高いお米、安いご飯」

1年と少し前に「高いお米、安いご飯」という記事を書きました。

以前、といっても60年も前の話ですが、新聞の見出しの上では「貧乏人は麦を食え」という答弁をした大蔵大臣がいましたが、今ではおそらくこれは「米を食え」と訂正した方がよさそうです。

国内産の7部搗き押し麦(大麦)の値段(小売価格・店頭価格)が、5㎏で1,800円から2,000円です。どこの国の産だかよくわからない押し麦にはもっと安いのもありますが、少し不安なので対象外。とすると、押し麦の値段は、スーパーで売っている普通のコメ(白米)の小売価格・店頭価格と同じくらいということになります。炊く手間は両方とも同じ、しかし味は比較になりません。健康のために押し麦(大麦)をコメに混ぜて食べる人は別ですが、普通にどちらかをおいしいと感じて食べたいのであれば、押し麦ではなくコメを召し上がることをお勧めします。

日本のお米の2010年産米の現在の卸売価格は1~2年前の15,000円から13~14%%ほど下がって13,000円と安くなっていますが、品種や質や食味にこだわらないコメ一般の卸売価格で比べるとタイのインディカ米や中国のインディカ米である籼米(せんまい)の4~5倍も高く(これが「高いお米」の意味)、しかし、5㎏で2,000円のコメでご飯を炊くと、まあ、コメを研いで炊くという手間は必要ですが、ご飯一膳が30円、大きなどんぶり飯で60円なので、適当におかずを用意すれば、パンやカップ麺やお菓子を主食代わりにするよりも結構安いというのが「安いご飯」という表現の意味です。満腹感もあります。(最近の中国のコメ卸売価格との比較については「続・中国のジャポニカ米とインディカ米」をご覧ください。)

蛇足ですが、卸売価格は買う側と売る側の関係で決まる取引価格なので、コメの生産費が下がったからそれに応じて卸売価格も15,000円から13,000円に下がった、というわけではありません。

コメを食べない人は主食に、パンや麺類(うどんやラーメン)やパスタを食べていると思っていましたが、僕の想像以上に、広い意味でのお菓子類をご飯として食べている若い方が多いようです。こういう具体的な情報は、美容室で髪を洗ってくれる女の子たちとの楽しい会話からそれなりに入ってきます。

ご飯代わりに食べるお菓子のひとつである「栄養お菓子」も、調べてみると、80gで200円前後の値段です。まあ、考え方にもよりますが、「どんぶり飯(60円)」+「おかず代」+「ご飯を炊く手間」= 200円なら、コメのご飯の方が、フケーキな時期には、その他の選択肢よりもコストパフォーマンスが断然に良さそうです。

だから、「貧乏人は麦を食え」を現代語に翻訳すると「金がないならコメを食え」「節約したいならコメを食え」となります。

最近は5㎏あたり100円だけ余分に払えば、研ぐ手間の不要な無洗米というのもいっぱいスーパーの棚に並んでいます、念のため。

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