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2011年2月14日 (月)

「さぬきの夢2000」のうどん

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いったん茹でたものを冷凍したうどんらしいのでどうしようかと思いましたが、原材料は小麦粉と食塩だけでゆでうどんにありがちな添加物などは入っていない、さぬき市の製麺会社の製品である、そして「庖丁切」とわざわざ断ってあるので買い求めることにしました。「さぬきの夢2000」という香川県の開発(品種改良)した小麦で作ったうどんです。

開発(品種改良)に10年間かかったそうですが(商品パッケージにそう書いてあります)、小麦に限らず米でも新品種の開発には、大体10年くらいは必要です。北海道の「ゆめぴりか」も山形県の「つや姫」も開発期間は約10年。(なお、「さぬきの夢2000」の後継品種は「さぬきの夢2009」で、「2000」から「2009」への本格的な移行が完了するのは2012年産分からだそうです。)

汁うどんにしてみました。おいしいうどんの形容に「つるつる」「もちもち」「しこしこ」があり、喉ごしや歯ごたえや腰の強さなどを表現する紋切型ですが、こういう洗練されたうどんは紋切型で褒めるのがいちばんよさそうです。

我が家の自家製うどんは南部小麦からできた小麦粉を使っていますが、讃岐うどんの洗練には及びもつかないので、素朴な味わいで行こうと思います。つるりとした喉ごし、というのが決定的な違い。

讃岐うどんに限らず、ここ25年くらいはASW (Australian Standard White) というオーストラリア産の小麦から作られた小麦粉が日本のうどん市場を席巻していて、それへの、以前はうどん用小麦の生産地域だった香川県の巻き返しが「さぬきの夢2000」なのでしょう。日本のうどん用小麦粉に占めるASWのシェアは90%近い。

オーストラリアで地元の人がうどんを常食にしているということはないので、もともと、うどん向きの小麦などはなかったはずです。オーストラリアの農業技術者や農家は、日本のうどんやそうめんの業者からの細かい味や色のフィードバックを吸収しながら、結局、自分では食べないにもかかわらず、顧客が要望する小麦品種を作り上げたことになります。

モノづくりに関するオーストラリアの一般的なイメージや仕事で付き合ったオーストラリア人の個別のイメージと重ね合わせてみても、どうもこの点がしっくりとこないのですが、うどん向けの小麦品種開発に関しては確かに「おぬしやるな」なので、つまりこれは農産物の自由化を論議するときに考慮すべきオーストリア側の特質のひとつなので、僕は、今までのイメージを少し修正することにします。

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