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2011年6月16日 (木)

人間が心地よい気温、野菜が元気な気温

日中の気温、あるいは最高気温が20℃を超えると、たとえばそれが週末の午後なら1時間ほどぷらぷらと散歩でもしてみるかという気分になります。20℃未満だとそういう気持ちは湧いてきません。5月中旬~下旬から育て始める紫蘇やエゴマやトマトも同じで、日中の外気温が20℃未満だと元気がなく生きることに興味なしという風情、しかし20℃を幾分かでも超えはじめると背は伸び始め、葉は突然大きくなり、まあ、現金なものです。

ということから、僕は勝手に20℃をヒトや野菜などの活動「閾値」(いきち、あるいは、しきい値)と考えています。人と野菜も生き物なので温度のような基本的なものに対する感性にとくに差があるわけではないというプリミティブな考え方です。

ちなみに、札幌と日本の主要各都市の月別【最高】気温(1981年から2010年までの平均値)は以下のようになっています(「さっぽろお天気ネット」より)。日曜のぶらぶら散歩に向いた時期は、札幌では6月から9月、5月と10月はその日の天気によってということです。

Photo

春夏野菜も同じで5月下旬から10月上旬までが元気な期間といえそうです。北海道の代表的な野菜や果物(それから、キノコ類も)の旬の時期をその期間と重ねあわせてみると以下のようになります。

Photo_2

キノコは秋の味覚で、だから天然のものしかないマツタケや天然もののシイタケは秋が収穫時期です。しかし、マツタケを除くと、キノコ類は今はいつでも野菜売り場に並んでいて、ホンシメジのようなものを別にすれば各種が手軽に楽しめる価格帯のものばかりです。

シイタケには原木栽培と菌床栽培があり、原木栽培はミズナラなどを「ほだ木」として使う天然に近い栽培方法なので周年栽培とはいきませんが、菌床栽培のシイタケやそれ以外のキノコ類は、空調施設完備の工場で、つまり常に快適な温度と湿度が維持された環境で周年(通年)栽培されており、だからほとんど工業生産品といえるかもしれません。野菜農家が、工場栽培とまではいかないまでも暖房の効いたハウスで、春夏野菜が終った寒い時期の収入源として商品ポートフォリオのひとつに菌床栽培のシイタケなどを組み入れるといったことが実際によく行われています。

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