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2011年12月14日 (水)

鯖の缶詰、製造年月日、賞味期限

『「晩酌の友」サバ缶からセシウムが検出』という見出しのニュースが10日ほど前にインターネットで流れていました。ある環境保護団体が第三者機関を使って魚介類や加工食品計75点の放射性物質を検査した結果、27点から微量の放射性セシウムが検出されたという趣旨の記事です。その記事の中で僕の興味を引いたのは次の2カ所。引用します。引用は『・・』部分。

『・・略・・戸塚店(神奈川県)で販売されていた北海道産マダラの47・3ベクレル/キロをはじめ、・・・・略・・・・など大手小売りの商品から検出されたのだ。』

『今回の調査結果の中で空恐ろしいのは、・・略・・いわき店(福島県)の「サバの水煮」から4・6ベクレル/キロのセシウムが出たこと。』

当該記事ではサバがどのあたりで獲れたのかはわかりませんが、「北海道における水産物の放射性物質モニタリングなどの結果」から、北海道産のサバ(マサバとゴマサバ)およびマダラに関する部分を抜き出すと、以下のようになります。47.3ベクレル/kgのマダラというのは、8月に獲れたものが冷凍されて流通しているのかもしれません。11月にもセシウム137に関しては17ベクレルのものが、太平洋側で獲れている。

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こういう場合に、安心して準拠できるのは、水(飲料水)のWHOガイドラインです。あるいは2011年3月17日以前の飲料水ガイドラインといった方がいいかもしれません。そのガイドラインでは、1リットルあたり(つまり1㎏あたり)ヨウ素 I-131が10ベクレル(Bq)/L、セシウムCs-134は10ベクレル(Bq)/L、セシウムCs-137も10ベクレル(Bq)/L という基準値を設定しています。人は複数の品目をいっしょに飲んだり食べたりしますが、外部被曝要因と内部被曝要因のひとつとしての水もそれ以下なら安心ということです。

【註: ヒトが地球上で自然に浴びたり吸収したりしている放射線量(平均値で年間2.4ミリシーベルト)以外に、年間1ミリシーベルトまでの追加的な放射線量を安全・安心な被曝量(外部被曝と内部被曝の合計量)と従前どおりに考えます。ヒトは水がないと生きられませんが水だけで生きているのではないので、全体で1ミリシーベルトという量に対する飲料水に割り当てられる量をその10分の1と考え、年間の飲料水摂取量を730リットル(1日に2リットル)とすると、1リットル(1kg)あたり10ベクレルという基準値になります。】

だから、特定の食材や飲みもの(コメ、大根・小松菜・ニンジンやシイタケ、牛肉・豚肉、鶏卵、サンマ・アジ・サバ・タラ・鮭や牡蠣、リンゴ・柿、水や牛乳やお茶など)の放射性セシウムや放射性ヨウ素の濃度が個別に1㎏(ないし1リットル)あたり10ベクレル(Bq)/kg以下だと、ヨウ素131の半減期は8日と短いのですぐに消滅するとしても、それらを安心して毎日10品目以上(食事バランスのいい人は15品目から20品目くらいは食べますが)一緒に食べ続けられます。個々の食材の量は水ほどは多くないので、このあたりの目安で判断した方が簡単で便利です。

そういう考え方だと、47.3ベクレル/kgのマダラは継続しては口にしない方がいいと思いますが、サバの水煮の4.6ベクレル/kgは、「空恐ろしい」のではなくて、「以前の基準でも安心なレベルの放射線量」ということになります。

我が家でも、非常食用に、「鯖(さば)の水煮」の缶詰を少しストックしてあります。丁寧な作りで実においしいので、非常食用ではあるのですが、ときどき食べてしまいます。東京より西に位置する場所での製造。今年の夏の初めに購入。

「名称: さば水煮、原材料名: さば、食塩」
「とれたてのサバのおいしさを丸ごと閉じ込めました。(冷凍原料不使用)」
「天日塩を使用して味がまろやかです。」
「賞味期限: 2013年10月21日」

この手の缶詰の賞味期限は、製造日から3年なので、製造日は2010年10月21日のはず。だから、原料のサバも「とれたてのサバ」なので、2010年10月21日の少し前に水揚げされたのでしょう。

好奇心から、缶詰に書いてある「お客様相談室」に電話してみました。

「お宅のサバの水煮が好きで、いつもおいしくいただいているのですが、ひとつ教えていただけますか。手元にあるサバの水煮の缶詰の賞味期限は2013年10月21日となっています。この缶詰の製造年月日を知りたいのですが。」

「お客様、念のために賞味期限を確認させていただきますが、2013年10月21日ですね。それでしたら、私どもでは、製造日からちょうど3年目を賞味期限としておりますので、その缶詰の製造日は2010年10月21日になります。」

「わかりました。どうもありがとうございました。」

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