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2011年12月19日 (月)

外で買う、自宅で買う

自然食品店と、夕食弁当の宅配屋さん」の続きというか、それを「消費の場(所)」という視点でもっと一般化したものです。販売チャネルが実際の店舗なのでリアル、インターネット上のショップなのでヴァーチャルといった区分ではなく、実際に消費行動が行われる場(場所)による区分です。

外での買い物そのものが楽しいのか、買い物で外出するのが好きなのか、その両方なのかはわかりませんが、買い物に出かけることが生きがいのひとつという方がいます。一方、旅行などが好きでとくに出不精ということはないのだけれど、買い物や食事などのための外出はしたくないというタイプの方もいます。

品物を買う、食事をするという基本的な消費行動は、その行動を外で行うか、自宅で行うかで区分できます。うどん屋でうどんを食べることを外食といい、デパ地下やコンビニで買ってきたお弁当や惣菜を自宅で食べると中食(なかしょく)と呼んでいますが、そういう区分ではなく、そのために外に出るか、それをすべて自宅で済ませるかという視点で区分けしてみます。

そうすると、うどん屋で鍋焼きうどんを食べるのも、牛肉弁当や惣菜をデパ地下で買ってきて自宅で食べるのも、衣類を専門店街に買いに行くのも、お金を払う場所は「外」なので、同じ範疇の消費行動といえます。

それと対照的なのが、仕事や家事やその他の事情で忙しい、買い物や食事のためにどこかに出かけるのも途中で寄り道するのも面倒だ、だから、自宅に届けてくれる種類のものはすべて宅配してもらうという消費行動です。自宅が消費行動の場になります。本や音楽や醤油や味噌をインターネット経由で買うのも、夕食の食材を生協などの宅配サービスで毎日配達してもらうのも、できあがった夕食弁当を夕食弁当屋に届けてもらうのも、お金を払う場所は「内」(自宅)なので、これらは同じ範疇の消費行動です。

日本には以前から寿司やラーメンの出前、富山の薬売り、着物の反物の行商、デパートの外商、最近では宅配ピザなどがあり、これらも消費行動は「内」で発生します。自宅に毎朝配達されてくる新聞をここに付け加えることもできます。

だから、その点では、メールやネット・ショッピングでスマートフォンを寝るまで手放せない若い勤労女子と、消費に関するコミュニケーション手段はもっぱら電話という熟年女性と、もっと年輩でコミュニケーション手段は夕食弁当を届けにくる若いオニーサンとの会話が中心という女性は、「内」側という消費行動の場(所)を共有しており、購入チャネルがリアルかヴァーチャルかといった区分とは関係がありません。

販売チャネルではなく、消費の場(これを消費チャネルと名づけることも可能ですが)から商材の流れを見て、そういう場に適した次の商品は何かを考えるのも面白い。

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