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2012年2月23日 (木)

日本人の平均寿命のこの110年の推移

ちょっとした必要があり、日本人の過去112年の平均寿命の推移を調べてみました。こういう統計データは厚生労働省のホームページ等でしっかりと公開されています。平均寿命が50歳を超えたのはいつごろか、日本人の寿命は医療と健康保険と食べ物のおかげで伸び続けてきたが、そろそろ飽和点に達しつつあるのかどうか。

ここ20~30年間は、医療技術や薬の進歩による長寿・延命効果と、あんまり体にいいとは思われないファーストフード、ジャンクフードや添加物のいっぱい入った加工食品などの各種の食べ物の持つ逆の効果が入り混じった状況であり、この綱引き関係は今後も継続すると思われるので、因果関係の詳細はわからないにしても、寿命のトレンドには興味がある。

まず、日本を含むその存在がよく知られた先進諸外国の平均寿命の変化を眺めてみます(厚生労働省ホームページより)。日本の女性は先進国の中で圧倒的に長生きです。ファーストフードやインスタント食品の好きな米国民は、医療保険の浸透度の影響もあると思いますが、これらの国々の中では平均寿命が短い。

19652010

次のグラフは、1898年(明治31年)以降2010年(平成22年)までの間に日本人の平均寿命がどう変化したかを厚生労働省発表の「完全生命表」と「簡易生命表」をもとに男女別にプロットしたものです。

男女の平均寿命が初めて50歳を超えたのは、昭和22年。それまでは、明治以降、ずっと40歳台。人生は短かった。ただし、男性の平均寿命は、以前は戦争の影響もあったとは思いますが、女性のそれよりも常に短い。

女性の平均寿命は、2009年が86.44歳、2010年が86.39歳、男性の平均寿命は2009年が79.59歳、2010年が79.64歳。女性の平均寿命カーブが2010年に横に寝てしまったようです。もっともこれは上昇途中のひと休みなのかもしれません。

平均寿命の地域差に関しては、いちばんの長寿県とその反対の県の平均寿命の差は、2005年では、男性が3.6歳(長野と青森の差)、女性が2.1歳(沖縄と青森の差)。2007年の日本と米国の差ほど大きくはないともいえますが、無視できる隔たりでもなさそうです。

だから、1985年くらいまではもっとも長寿だった沖縄の男性の順位が、だんだんと下がり始め、2000年に26位に転落したので(2005年も25位)これがある種の「事件」になり、その原因を分析する報告書も出ています。「女性は・・中略・・90 歳以上の長寿者および百寿者の割合が際だって高いことから、平均寿命は2005 年まで首位を維持してきているが、今後は男性と同様に順位を落とす可能性がある。とくに中年以降の心疾患,肝疾患,糖尿病などの生活習慣病および自殺の死亡率改善が課題となっており、男女とも長寿県復活はきわめて厳しい状況にある。」 (「沖縄県における平均寿命、年齢調整死亡率、年齢階級別死亡率の推移(1975-2005)」)

食べ物の変化も平均寿命の変化に確かに影響しているようです。

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