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2012年2月 7日 (火)

「手抜きはしたくないが時間がかけられない」

僕は、経済を得意とするさる新聞の経済欄や政治欄よりも、その新聞の消費欄・スポーツ欄・文化欄を特に好む購読者です。その消費のページに、「間違いさがし」のような表現がありました。食品に関する記事です。それを材料に【問題】を作ってみます。

【問題】 以下の表現には、間違い、あるいは矛盾していると思われる部分があると考えられますが、その理由を述べてください。しかし、もし、あなたが、間違いや矛盾がないという判断される場合は、その理由を述べていただいてもけっこうです。

(1)「ひと手間かけて10分以内」
(2)「手抜きはしたくないが(10分以上は調理に)時間がかけられない」

膨大な応募書類の一次選考ではそれぞれの書類にほとんど時間はかけられませんが、これは家庭での料理の話。インスタント食品が3分以内なら、10分以内はセミ・インスタント食品ということのような気がしますが、ひと手間かけて納得のいく味の料理ができあがったのならそれでよくて、かけた時間など問題でないという考え方も確かにあります。

その記事で取り上げられているのは、10分以内で出来上がる「豚バラスライスの角煮風」や10分以内で完成する「アジア風グリーンカレー」、そしてゆで時間が2分のスパゲティー。1時間以上かけてカレーを煮込むなど考えられない、という忙しい家庭向けの食品です。

広辞苑によれば「手抜き」とは「しなければならない手続き・手数を省くこと。『・・工事』」なので、通常は時間のかかる手続きや手数を、なにか特別な添加媒体によって促進(つまり、大幅な時間短縮)してもらっても、ヒトによる調理と添加媒体による調理をあわせた総体プロセスとしてはやるべき工程はやっているので手抜きではない。

梅干しと梅干しの素(もと)」というタイトルの記事で触れた「梅干しの素」は「青梅と梅干しの素1本をビニール袋に入れ1か月保存し、2~3日天日に干せば梅干しができあがり、塩や紫蘇(しそ)、重石や容器が不要で、カビが生える心配もない」もので、普通の梅干し作りと比べると手抜きですが、今回の「時短食品」などとくらべるとえらくまじめなものに見えてきます。

そういう事情で、伝統的な調味料(味噌・しょうゆ、酢、塩、味醂など)の売れ行きが思わしくない。

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