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2012年3月 1日 (木)

医者と食べ物、管理栄養士と食べ物

食と医のコラボレーションに関するシンポジウムがあり、その分野で造詣の深い講師の方々やパネル・ディスカッションの参加者の講演や議論を拝聴しました。講師やディスカッション参加者は、複数分野のクロスオーバー経験も含めて、医学か農学、あるいは栄養学がご専門の学術畑の方々です

講演やディスカッションのなかで、僕にとってはとても興味深い内容の発言がいくつかあり、なぜ興味深かったかというと、今まで医者や管理栄養士と食べ物の関係について、直接経験や間接経験を通して感じてきたことや考えてきたことが、その分野の専門家の経験によって確認できたからです。以下に、興味深かった発言を並べてみます。皆さん、それぞれの関連データや実体験を踏まえての発言です。

◇「医者は食べ物のことをよく知らない。医者のいうことを聞くと長生きできない。」「医学部の多い都市に住んでいる人たちの平均寿命は、医者の指示に接する機会が多いので、そうでない地域よりも短い。」「医者の平均寿命は、平均よりも5年ほど短い。」

◇「管理栄養士のつくった料理はまったくおいしくない。」「ほとんどの管理栄養士は、栄養バランスのことしか知らないので、もっとも食育の必要なのは管理栄養士かもしれない。」

大部分の医者は、病人ないしこのままだと病気になりそうな人に農産物・水産物・畜産物を食べさせるのはどうも苦手で、得意なのは、食べ物の替わりに薬を食べさせることかもしれません。関連記事は「食べ物に関心のうすい専門家と、酒屋のオヤジさん」。その記事に登場するお医者さんも、食事や食べ物と健康の関連については興味も関心もなさそうです。

まずいし献立がひどいので病院の食事を食べ続けると、嫌になる、嫌になるどころかかえって病気になると、入院中の友人がぼやくので、そのことに関しては、「病院で不健康になる方法」という記事に書いておきましたが、たしかに、管理栄養士の眼の行き届いたに違いない食事は、その友人を食事時にお見舞いしその食事内容を拝見した限りでは、失礼を承知で言えば「ねこまたぎ」にちかい。「ねこまたぎ」とは、『(魚の好きな猫でさえもまたいで通り越すという意で)まずい魚をいう。』(広辞苑)という意味です。かつて、北海道産のお米がそう呼ばれた時期もあったようです。

一方で、子供に食材の本物の味を教えることに熱心な管理栄養士の方もいらっしゃいます。関連記事は「子供の頃の味のトレーニング」。本物の味とは難しい言葉ですが、僕は、その食材の持つ本来の味と栄養を最大限に引き出したような味つけのおいしい料理、そして、子供との関連でいえば、未熟な子供の舌に安易な妥協をしない料理、と考えています。子供はそういう経験の積み重ねで、食材と味の微妙を覚えていく。

ある家庭向け測定器メーカーの社員食堂の定食メニューが評判で、それをまとめたのが出版されていますし、その流れにのって、そのメーカーが開いた都心の食堂がにぎわっているそうです。管理栄養士の作った定食でも、おいしければ消費者は飛びつくということでしょう。僕は、その食堂へ行ったことはありませんが、そのベストセラー本は、配偶者が買ってきたので、そのメニューをある視点で眺めたことはあります。関連記事は「食堂定食での、玄米や胚芽米の登場回数」。

参加してみて楽しいシンポジウムでした。

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