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2012年4月25日 (水)

手軽な機能性食品の売り上げが好調らしいが・・・

「手軽さ・簡便さ」というのが、特定の消費者セグメントの消費ニーズであることは確かなので、(関連記事は「野菜と果物と魚と『つゆの素』」、「手抜きはしたくないが時間がかけられない」など)、すぐ下のような消費欄の記事を見ると、なるほど、となります。

「食品メーカーが機能性食品や飲料を拡充している。□□□□は免疫細胞の働きを良くするというヨーグルトの生産量を5倍に拡大。・・・中略・・・○○○○は、魚由来の栄養素ドコサヘキサエン酸 (DHA) を配合した加工食品を増やす。DHA入りの魚肉ソーセージが前年比1.5~2倍の売れているため、サケフレークなど3品を追加した。・・・後略・・・」(日本経済新聞 2012年2月24日)

食べ物に関して「配合」という文字をみると、「薬の配合」とか「配合飼料」「配合肥料」といった表現をすぐに思い出しますが、小さいことなので気にしないことにします。

以前から機能性食品のお好きな方は多くて、だから、2009年から売り上げが低迷している特定保健用食品もかつては人気があったのでしょう。

最近は、各種のサプリメントやの宣伝をテレビ媒体や新聞・雑誌などの紙媒体でよく見かけます。印象にたよった感想でしかないのですが、「特定保健用食品」がぼんやりと病気予防や健康促進をうたっていたのに対して、最近のサプリメント類の宣伝は機能性のターゲット領域を細かく絞り込んでいるようです。食べ物の機能性について、それだけ消費者が賢くなってきたのかもしれません。「手軽さ・簡便さ」に、そういう文脈を重ねあわせて、上記の新聞記事で取り上げられていた「ヨーグルト」や「魚肉ソーセージ」を見ています。

我が家では、市販の加工食品に含まれる機能性ではなく、旬の元気な野菜や生鮮食材など食の素材に含まれる機能性をとりこんだ料理をする方を好みます(とうぜん例外はあって、たとえば、作りたての加工食品であるところの豆乳は購入)。

理由は単純。その方が、食の素材との対話性が深まるからです。「測る知」が測定した野菜やその他の食材の抗酸化力や旬の元気度、ω(オメガ)6系やω(オメガ)3系の不飽和脂肪酸含有量といった値を利用しながら、他との対話性の強い「思考し共感する知」を使って料理するという方が好きだからです。

「食と3種類の知とヘルシーエイジング」という長い記事の中で使った絵をここで再び利用すると、手軽で簡便な加工食品は「測る知」「独白的な知」の領分。それを使って料理をすることは「思考し共感する知」「対話的な知」の領分。野菜の抗酸化力や野菜や青魚のα-リノレン酸群(ω3系不飽和脂肪酸群)の測定値は「測る知」「独白的な知」の領分。そういう機能特性をもった食材を生で(たとえば、刺身)食べたり、焼いたり煮たり蒸したり炒めたりしておいしく食べるのは「思考し共感する知」「対話的な知」の領分です。

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関連記事は、「食と3種類の知とヘルシーエイジング(3)(3-2)(その2)」。

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