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2012年5月28日 (月)

農畜産物の輸出入品目と内食・中食・外食

「外食」は市民権のある言葉だとは思うけれど、「内食」「中食」「外食」と並べた時の最初の2つの用語にはまだどうもなじめません。発音も確かではない。「うちしょく」「なかしょく」「そとしょく」という訓読みの入った組み合わせなのか、それとも音読みで「ないしょく」「ちゅうしょく」「がいしょく」なのか。人気のある発音はそれぞれ「ないしょく」「なかしょく」「がいしょく」のようです。僕には、 発音が他の言葉と紛らわしくないのは「うちしょく」「なかしょく」「がいしょく」のように思えますが、それは、まあ、どうでもいいことです

蛇足ながらその意味は、レストランなどでの食事が「外食」、家庭で素材から調理する手作りの食事が「内食」、そして、その中間の、買ってきた調理済食材や惣菜で自宅で手軽に済ます食事が「中食」。

「内食」「中食」「外食」の割合は、1世帯当たりの食費支出で見ると、全体を100%とした場合、それぞれ以下のようになります。(2009年 家計調査、ただし、菓子・飲料・酒への支出は除外)

内食: 65.5%
中食: 14.1%
外食: 20.4%

不景気が継続しているので出費を抑えるために自宅で食べる傾向が2009年よりも強くなっていますが、素材から料理するのは面倒。面倒なのは嫌なので、惣菜や「野菜シェイク」などのお手軽調理が好まれています(最近の関連記事は「野菜と子供、オランダと日本」)。

アジア太平洋地域の国や地域との農畜産物の輸出入(金額や品目)の概況をぼんやりと眺めながら、「中食」や「外食」との関連を考えるのも悪くありません。

アジア太平洋地域で日本が農畜産物を多く輸入している国(年間輸入金額が1,000億円以上)は、多い順に、米国(1兆2948億円)、中国(5481億円)、豪州(3697億円)、タイ(3327億円)、カナダ(3073億円)、ニュージーランド(1131億円)です(2010年 貿易統計)。

輸入品目に特徴があって、豪州やニュージーランドのナチュラルチーズといった例外はあるけれども、米国・豪州・カナダ・ニュージーランドからは、トウモロコシや小麦、大豆やナタネ、豚肉や牛肉といった原材料や素材の輸入が多い。一方、中国やタイからの輸入品目で「中食」「外食」との直接的な関連で納得するのは「鶏肉調整品」「冷凍野菜」といったプロ(業務用)向き加工食材。スーパーやチェーン外食店の焼き鳥やチキンナゲット、野菜サラダや野菜炒め、鶏肉や野菜を使った各種の惣菜などに使われているのでしょう。

日本からの輸出品目で目立つのが、「ソース・調味料」という括(くく)りになっていますが、「調味料」。ありていにいえば「うまみ調味料」「なんとかの素(もと)」です。米国にもカナダにも、豪州にもニュージーランドにも、当然ながら、中国・台湾・韓国やタイ・マレーシア・シンガポール・フィリピンなどにも輸出されています。「うまみ調味料」の消費量はアジア・オセアニア地域が圧倒的に多い。「うまみ調味料」の関連記事は「白いふりかけ、あるいは、うまみ調味料」。

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