家庭菜園のミニトマトと自家製味噌
時期をずらして栽培したので延べの収穫期間は長くなりましたが、暑さの中に秋の気配が少しずつ現れて今年の収穫ももう終わりです。
脇芽を丹念に取り除いて収穫量を絞ると、個々の果実は大きくなりおいしくなります。しかし、家庭菜園・ベランダ菜園は土というインフラが量的に脆弱なので、完全無農薬で栽培できますが、味は野菜売り場で売っているプロの農家が栽培したものにはかないません。野菜売り場に並んでいるすべてがおいしいわけではないのですが、色つやがおいしいそうなものはやはりおいしい。ミニトマトの話です。
夏の間のひと月はトマトが売れないとミニトマトを主とするトマト農家のご主人がかつて嘆いていました。今も状況は変わらないでしょう。家庭菜園のトマトは、不味かろうが不器量だろうが、収穫され続けている間はそれを食べ、野菜売り場のトマトには手を出さない。だからその間はトマトの売り上げが落ちる。我が家でも、その傾向は同じなので、トマト農家の不満の原因についてはよくわかります。
一方、自家製味噌は、手前味噌なので自己評価が甘くなるという点を考慮したとしても、けっこう旨いと思います。今年は普通の大豆以外に黒大豆のものも、一甕(かめ)分仕込んでいます。使った麹は米麹と玄米麹の2種類。甕は寸胴の陶器。今年は例年よりやや遅れていますが、そろそろ天地返しの時期です。度の強い焼酎(これで、作業の最後に甕の内側や口の部分やふたの裏などを丁寧に拭い、雑菌に居住をご遠慮いただく)は常備してあるので、その気になればいつでもとりかかれます。できたら、カラッと晴れた週末にでも。
| 固定リンク
「季節と時節」カテゴリの記事
- 窓の雪とホワイトアウト(2021.01.20)
- 橙(ダイダイ)はポン酢でもお菓子でも何でも活躍(2021.01.19)
- よいお年をお迎えください(2020.12.31)
- 新潟県五泉市産の里芋(2020.12.29)
- 正月が近づくと海鮮類が高くなる(2020.12.30)
「野菜と果物」カテゴリの記事
- ダイダイマーマレードのタルトとパウンドケーキ(2021.01.21)
- 橙(ダイダイ)はポン酢でもお菓子でも何でも活躍(2021.01.19)
- 今年のタクアンの食べ始めは2月の声を聞いてから(2021.01.12)
- お世話になった方に自家製梅干しと自家製味噌など(2020.12.10)
- 小股の切れ上がった色白のレンコン(2020.12.07)
「塩・味噌・醤油・酢」カテゴリの記事
- 橙(ダイダイ)はポン酢でもお菓子でも何でも活躍(2021.01.19)
- コロナで人の波が急速に引いてしまった繁華街と、刺身(2020.11.13)
- 戸外でタクアンを発酵中(2020.11.11)
- 漬け込んだ大根が発酵し始めた(2020.11.09)
- 天日干しした大根でタクアン作り、2020年 秋(2020.11.05)
「農業ビジネス」カテゴリの記事
- 新潟県五泉市産の里芋(2020.12.29)
- 平飼い有精卵が選り取り(2019.08.30)
- 日本の食料自給率は37%で穀物自給率は28%、サウジアラビアの穀物自給率は7%(2019.08.09)
- 北海道の、生産量がとても少ない、おいしいカボチャ(2018.08.27)
- 晩ごはんに「さつまいも」(2018.01.15)
コメント