夏から年末までは、雪化粧などの北海道のカボチャ
最近の人気野菜であるズッキーニもカボチャの一種(ペポカボチャ)ですが、ここでは普通のカボチャの話です。
北海道はカボチャの栽培が盛んで、国内産カボチャの年間生産量の45%を占めています。北海道産カボチャの旬の時期は8月から12月。だから、その時期の野菜売り場のカボチャは、東京でも大阪でも北海道産と考えてまず間違いありません。
重さが1.5㎏から2㎏くらいの濃い緑のものが主流です。カボチャは切るのが大変なので、小ぶりな品種も出回っていますが、カボチャはある程度は大きさがあった方がおいしいようです。それから、こちらの方が重要ですが、切るのが嫌になるくらい硬いカボチャでないとおいしくない。
濃緑色でないカボチャも北海道にはあり、色は灰色。灰色のなかにごくわずかに緑色が感じられます。品種目は「雪化粧」。硬い。重い。だから、濃緑色よりも切るのにもっと苦労します。ホクホクとした食感のこの灰白色のカボチャが市場に現れるのは、他の種類よりも生育がゆっくりのため、遅めです。北海道以外にはまだあまり出回っていないと思います。
ジャガイモに「インカのめざめ」という、まるで栗のような色と風味のホクホク品種がありますが、北海道のカボチャでもそういうタイプが開発されています。以下に伝統的なものや新しい品種のカボチャ名(というか、跳んだ名前はブランド名)をぞろぞろと並べてみます。なお、「南瓜」はカボチャの漢字表記です。
「えびす」「こふき」「みやこ」「雪化粧」「恋するマロン」「ほっとけ栗たん」「白い九重栗南瓜」「つきみ南瓜」「くりゆたか」「メルヘン南瓜」「栗将軍」
配偶者がカボチャを切るのを眺めていると、硬くてほとんどカボチャと格闘している感じです。だから、カボチャは丸ごとなら冷暗所で長期保存が可能なのですが、業務用のカボチャカッターは見かけるものの、ひたすら硬いカボチャを家庭で簡単にスパッと切れる包丁や道具は、いまだに適当なものがないようです。以下の商品はご参考まで。
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