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2012年10月11日 (木)

日本語から複数のヨーロッパ言語への驚くべき翻訳スピード

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出来や内容がいいと、日本語の作品でもあっという間に複数の外国語(ヨーロッパ言語)に翻訳されるようです。複数の外国語とは、僕がそのサイトをざっと見た限りでは、ロシア語(ここではヨーロッパ言語とします)、英語、フランス語、スペイン語やその他のロマンス系言語。ドイツ語はなかったと思います。「あっという間」とは、1週間から10日くらい。もっと丁寧に複数のサイトを調べていたら、もっと多くの外国語に出会った可能性はあります。

出来や内容がいいその作品とは、ある放送局から毎週放映されている30分程度のアニメ番組。原作漫画は人気のある漫画雑誌に現在も連載中で、それをアニメ化したもの。中国の春秋戦国時代の物語です。したがって、翻訳とは、字幕スーパーや吹き替えのこと。吹き替え(といっても、置き換えではなく、原語である日本語を残したままでその上に上書き)まで頑張っているのはロシア語だけで、あとのヨーロッパ言語は、我々が映画館の洋物映画でおなじみの字幕スーパー形式で、画面に現れます。英語の字幕スーパーを2回分ほど見た限りで判断すると手慣れた専門家(ないしはそれに準ずる方)の仕事だと思われます。

偶然にそのアニメ番組を見たのがきっかけです。なかなかに面白かったので、それ以前の放送分がどこかにあるだろうとインターネットを探したら、世界中の興味深いテレビプログラムや番組がそういう扱いを受けるように(たとえば、英国のアマチュア中年女性歌手が一躍有名になったテレビ番組など)、どなたか親切な方が、動画配信サービスを使って、それ以前のものを最初の放送分から最新回分まできちんとまとめてくれているサイトがありました。そこで字幕スーパー版や吹き替え版に出会ったわけです。

この手慣れた翻訳作業をどなたかがやっているのか、ビジネスでやっているのか、当該翻訳言語が母国語であるところの国々や地域に住む少年少女たちへアニメ芸術を普及させるためのボランティア活動としてやっているのかは判然としませんが、日本語の作品であってもすぐれた作品や訴求力のある作品にはこういう「サービス」が即座に提供される。日本のアニメ作品は総じてレベルがとても高い、日本のアニメ作品は物語の展開や絵に独創性があって質が高いといった認識が日本の外に存在します。その認識がアニメ以外にも定着すれば、作品が日本語で書かれているので、英語のものに比べて普及の範囲が限定され、また普及速度も遅いといった言語障壁・文化障壁を、分野によってはほとんど気にしなくてもいいかもしれません。

関連記事は、「インターネットの時代では英語が世界標準言語というのは本当?」、「日本の人口と、世界の日本語人口」。

なお、字幕スーパー付きで動画配信サイトにアップロードされた動画と番組のオリジナル動画の著作権とのかかわりあいなどについては、この記事の文脈では本質的なことではないので、ここでは触れません。

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