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2012年10月16日 (火)

投資欄の新聞記事と「調味料(アミノ酸等)」

担当記者が一生懸命に調べてくれたのでしょう。以下のような投資・財務欄の新聞記事から、調味料(アミノ酸等)という代表的な食品添加物の役割や市場流通における動きについてベンキョー(すでにご存じの方は復習)することもできます。

以下は、その記事から一部を引用(『・・・』部分)したもの。なお企業名はここでは関係ないので□□□と伏せ字にしておきます。下線は「高いお米、安いご飯」。(日本経済新聞 2012年10月13日)

『穀物高、株価堅調の隠し味』

『穀物相場の高騰が。□□□の飼料用アミノ酸事業に思わぬ追い風となっている。米国の干ばつの影響などで大豆価格が史上最高値圏にあり、飼料原料の大豆かすも急上昇。飼料原料として割安なトウモロコシに需要がシフトすると、栄養成分を補う必要があるためアミノ酸需要が増える可能性があり、株価も底堅い動きをみせている。』

『畜産農家で使われている配合飼料は大豆かすやトウモロコシなど穀物を混ぜてつくるが、栄養成分を補うため、飼料用アミノ酸なども添加されている。□□□の主力の飼料用アミノ酸のリジンは、大豆かすに比較的豊富に含まれるが、トウモロコシには少量しか含まれていない。大豆かすの割高感が強まり、飼料メーカーがトウモロコシなど他の原料の使用を増やすようになると、結果的にリジンなど飼料用アミノ酸の需要を押し上げるというわけだ。』

地域差はありますが、人(ヒト)も「調味料(アミノ酸等)」が大好きです。ヒトは家畜ではないので、ヒト用の料理や加工食品では「調味料(アミノ酸等)」や「旨味調味料」の使用目的は、廉価な栄養成分の補強というのではなく、味付け、つまり刺激的な味付けや癖になってやめられないような味付けを原価を抑えながら提供することです。しかし、両者の目的に関して本質的な差があるとも思えない。

ところで、最近は「化学調味料無添加」を謳う加工食品や具入りおにぎりも一部で増えてきました。その限りにおいては結構なことです。しかし、その分、他の食品添加物が手の込んだ役割を演じているかもしれないので、商品を裏返して「原材料欄」の記載を一応は確かめ、買うにしても納得してから購入した方が賢明だと思われます。もっとも、そうしたからといって、その食品に含まれている肉などの供給源であるところの家畜が、飼料用アミノ酸を生きている間にどれだけ食べたのかなどということは、そういうトレーサビリティーを差別化要素にしているタイプの食材(鶏卵や牛肉・豚肉など)を別にすれば、通常は、わかりません。

関連記事は、「白いふりかけ、あるいは、うまみ調味料」、「広義の食品添加物と自分の体: 迷ったら安全サイド」、「最近はやりの、化学調味料無添加」。

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