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2012年11月 6日 (火)

2012年の世界の穀物需給

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農林水産省は、毎年11月くらいに「海外食料需給レポート」というのを発表しています。下の図は平成23年(2011年)11月30日付のもの。2012年版がまもなく出てくると思われます。このレポートは、UDSA(United States Department of Agriculture 米国農務省)のデータや国内の調査資料を編集・統合したものです。

穀物の期末在庫率が2020年に向かって段々と減少しています。生産量が人口増や経済成長による消費量の増加に追い付かない状況が、今後10年くらいのスパンでは、予測されているようです。経済が成長したからといって、つまり所得水準が上がったからといって、コメのご飯を2倍食べたり、小麦のパンを2倍食べたりはしませんが、肉の消費、つまり家畜の消費量は増加します。家畜の飼料は主に穀物です。

なお、安全な期末在庫率は、下の図にもあるように、一般的に17%~18%とされています。

__nov2011

           <図はクリックすると大きくなります>

今年の分がまだのようなので、別のソースを参照してみます。IGC (International Grains Council ) の2012年の穀物需給予測です。2012年10月25日付のものが最新なので、その表示方法だけを変えてそのまま引用します。

ここで世界の「穀物」というのは、「小麦・大麦・トウモロコシ」と「米(コメ)」と「大豆」を合わせたものです。最初の資料(「海外食料需給レポート」)とは、生産量や消費量(需要量)が若干違いますがここでは気にしません。

Igc_20121025

2010年から穀物生産量を穀物消費量が上回り、したがって2009年から2012年にかけて、在庫量%(= 期末在庫率)が21.1%から18.4%へと徐々に減少しています。18.4%はまだ安全在庫水準ですが、小麦やトウモロコシの旱魃(かんばつ)などの影響で穀物需給は逼迫(ひっぱく)気味なので、穀物全体の価格は高止まりするかもしれません。

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