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2012年12月 6日 (木)

自炊女子と料理男子

自炊をする独身には、当然のことながら自炊系男子と自炊系女子がいます。週末の生協やスーパーマーケットなどでそういう雰囲気の人たちの買い物かごを拝見していると、野菜や肉などの素材系食材で買い物かごをいっぱいにしているのは男子、加工食品とお菓子を中心に詰め込んでいるのは女子というのが、割合に目につくパターンです。

従って、自炊系男子の数は自炊系女子よりも少ないかもしれないが(まじめに数えたことがないので本当はどちらが多いかわからない)、自炊をする男子の方が自炊系女子よりも、どうも真剣に素材から取り組むらしい、という仮説が立てられます。もっとも、この仮説は立てっぱなしで、おそらくまじめに検証することはありません。しかし、まじめには検証しないのだけれど、それがとんでもなく実態からずれてはいないかどうかをなんとなく確かめることはできます。

僕が定期的に出入りできる場所で、若い独身男女の多い職場のひとつは、美容室です。僕風に言えば散髪屋さんですが、配偶者と一緒に利用する散髪屋なので、女性客が多く、つまりは美容室です。そこにはスタイリストと呼ばれる技術のでき上がった複数の男女と、スタイリストの数の倍以上の見習い段階の男女が遅い時間まで働いており、彼らの何人かと言葉を交わせば、自炊系男子と自炊系女子に関する仮説のためのサンプル調査は可能です。

このお店で働く独身女性には、北海道らしく、実家が農業や漁業を営む家庭の出身の人も多く、小さい時から魚介類や野菜に接する機会に恵まれていたそうなので、「自炊系女子 = 加工食品」というわけではありませんでした。遅い時間からとりかかる晩ごはんも、疲れ果てているときはバタンキューですが、そうでないときは簡単にちゃっちゃっと素材から始めているようです。

彼女らの一人が、自炊系女子にとって役に立つ雑誌を教えてくれました。少し前に見つけた月刊誌だそうです。面白そうなので早速本屋で購入。定価は500円。大きさは縦のA4版。

表紙に並ぶ文字は、「残業で遅くなったって自炊。・・・」「見れば作れる!読まずに作れる!写真図解式レシピ」「外食の誘惑振り切って家で作る遅ごはん。節約もできてしかも『うまっ』・・・」「忙しいみんなに捧ぐ(めんどうくさくない!)おかえり 残業ごはん」。それから、そばに小さな活字で「自炊女子も、料理男子も」とある。「自炊女子、料理男子」というのは、自分で作るご飯に対する男女の姿勢の差を見事にまとめた表現ではあります。

全体に目を通しました。感心したところは次の3点。

(1) ご飯のおかずは、ほとんどが肉(牛肉・豚肉・鶏肉)やハム・ベーコン、魚や卵といった動物性タンパクと野菜の組み合わせ料理になっている。麺類で、まとめて済ませてしまいたい人には、冷凍うどんと春雨を使ったメニューが豊富。味付けは若い人に抵抗のない今風が目立つが、大人の味をひそかに教え込んでておくかという編集者の親心も散らばっている。冷凍うどんとアボカドと海苔の佃煮とわさびで作る「のりアボのっけうどん」や酒のつまみ類のいくつかには渋さも感じられる。

(2) 調理の工程は2枚から4枚の写真と、写真ごとの非常に簡単な説明がすべて。見よう見まねでやれば、何とかなる。

(3) 後ろの方に、肉や野菜の「下ごしらえの基本」や「切り方(千切り・みじん切り・乱切り・半月切りなど)の基本」が一覧でまとめられていて、当然難しいのは対象外なので、初めて庖丁を持つ女子・男子にも便利である。

調理時間だけでなく、準備と料理とあと片づけを合わせた所要時間は、自分の成果物をお酒と一緒に味わう時間を除いて、だいたい30分だと思われます。だから、全体では1時間。

ところで、下の2台は、ご飯とおかずが一緒にでき上がる炊飯器。忙しい自炊女子や料理男子には左の四角いのが便利かも。

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