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2012年12月12日 (水)

穏やかな時間帯の札幌の雪、そうでないときの札幌の雪

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雪が降ると云います。そういうタイトルの歌もありますが、風のない時間帯の札幌の雪は降らずに、いつまでも空気中を漂っています。起きがけの少し明るくなりかけた早朝に外の様子を確かめた時に、雪片がふわふわとそのあたりをかすかな風に乗って上昇しながらいつまでも舞っているのを見るのは楽しい。

いつまでも空を漂っていたら雪は積もらないので、実際はゆっくりと地面や屋根や樹の枝に積もるのですが、穏やかな日の札幌の雪は降り積もるというよりは、いつのまにか地上に静かに舞い降(お)りるといった方がいい。

そういう雪は乾いているので、傘に降りても傘をパタパタとやると傘からさっと飛び去って行きます。傘が濡れることはありません。コートに降った雪もパタパタで簡単に落ちる。べたべたとした雪と違って、コートはほとんど濡れません。

雪の日は、傘を差さない。傘が要らない性質の雪が多いということ以外の理由もあります。地面が凍っていても地面をさらさら雪が覆っていると、それが滑らない作りの靴底へのさらにいい抵抗になって足はほとんど滑らないのですが、万が一に備えて、手袋をした両手は開けておいた方がいい。だから、傘を差さない。鞄の類も、A4版の書類などを持ち運ぶ場合は手で下げるタイプのバッグになりますが、そうでないときはできるだけ肩から斜め掛け(幼稚園掛けとも云いますが)にして、空(から)の両手を確保しておきます。

札幌で大雪が降るのはクリスマスから、というのが札幌に長く暮らす人から教えてもらった経験則。それがこの2年間は、大雪の開始時期が1か月近く前倒しになりました。

天気が穏やかでない時間帯の札幌の雪は、風と雪が、地上を走る雲のような大きな塊になってものすごい速度でぶつかってきます。視界は100メートル。その先は真っ白で信号も車も、そこにあるはずの建物も何も見えない。

一日のなかで穏やかと吹雪の両方を経験できるような日は、札幌ではそれほど珍しいわけではありません。非常に高い建物の最上階に近いあたりから北北西の方向にある石狩湾(日本海)を眺めていると、冬には、巨大な雪雲が海から急速に札幌に侵入してくるのを観察することができます。その濃い灰色の塊は眼下を走り抜け、その間は札幌は吹雪。その黒い雲が消えると、今度は穏やかなひらひら雪が舞い始めます。

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