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2013年1月30日 (水)

2012年の域外移動

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北海道の人たちは北海道内を仕事を求めて移動する域内移動は好きなのだけれど、北海道の外に出て働くといった意味での域外移動は好きではないようです。

『北海道から出たがらない若者についての記事を地元の新聞(のインターネット版)で読んだことがあります。北海道の若者の外に出たがらない、北海道に残りたいという気質が、若い労働人口を蓄積し、それが結果として自動車部品メーカーやコールセンターの優秀な人材供給につながったという話です。僕は散髪は配偶者と同じお店(つまり、オヤジのやっている理容店ではなく、美容室)のお世話になっていて、お店の従業員である20歳台前半の男の子や女の子といろいろと雑談するのを楽しみにしています。彼らに聞いても、たとえば引っ越して原宿や青山の美容室に勤めるといった指向性はほとんど持っていない。東京は観光旅行や買い物の場所かもしれませんが、働く場所ではないとのことです。』と以前のブログ記事に書いたことがあります。

その美容室はずっと贔屓(ひいき)にしているので、ヘアスタイリストの卵である新しい若い男の子や女の子と話す機会も多いのですが、域外移動に対する姿勢に変化はみられません。

総務省の2012年の人口移動報告(ただし、住民基本台帳にもとづく)によると、ネットの域外移動(「転出者数 マイナス 転入者数」)が一番多かったのが福島県で転出超過数が1万3843人、次が千葉県で8188人、3番目が北海道で6745人。

しかし北海道では、札幌市への転入超過数が多く、2012年では9108人。これを先ほどの6745人と比べてみると、北海道では域内移動は好きだが域外移動には関心が薄いという傾向はとくには変わらないようです。しかし、転出超過者が多いというのは、北海道ではこれでもいいやというレベルの雇用機会すら減り続けているのでしょう。

北海道のおいしい有機栽培野菜や低農薬栽培野菜を売り物にしている若い人向きの野菜料理店が札幌にあります。札幌にも複数のお店がありますが、次の店舗展開は東京。さて、その場合に何人が積極的に「域外移動」を希望するのか興味があります。もっとも札幌のお店が東京に展開するので「拡大された域内移動」とも解釈できます。だからそこでの「域外移動希望者数」は変化の兆候の指標としてはあまり参考にならないかもしれません。

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