冬の緑
冬の札幌からは寒さと雪で、緑が消えてしまいます。
朝早く起きて、2重窓の内側の方を開けるとすぐに見えるようにおいてある戸外の寒暖計で念のために外気温を確かめてみると、マイナス2桁に近い値を表示する日も続いています。この寒さと雪だと、冬の札幌から緑が消滅するのは、まあ、当たり前です。
真冬でもそばに緑がほしいと思い、ベランダには現在ラベンダーを5鉢置いています。札幌の大通り公園で毎年6月に開かれるフラワーフェスティバル(植物や苗木の展示即売会)で3年前の夏に買い求めた富良野生まれのラベンダーです。富良野は冬の気温が氷点下10度から20度の場所なので、その地のラベンダーは雪に埋もれて冬をすごします。そういうラベンダーなら札幌では真冬でも緑色だろうという期待を込めて買ったものです。
ラベンダーは大き目の素焼きの鉢に植えて外に出してありますが、札幌のマイナス7度やマイナス8度の最低気温はものともせず、淡い緑の葉が、冬には縮こまっている気配もありますが、元気そうです。雪のたびにその白いふわふわが葉や土に降り積もって毛布の役割を果たし、少し暖かいに午後にはわずかに融けて液体になるので、冬の水遣りはそれで十分です。現在の写真と、それからちょっと懐かしいので昨年の夏のラベンダーの写真(花の拡大図)を以下に添付します。
しかし、それだけでは「冬の緑」にならないので、室内には大事に育ててきた観音竹を置いてあります。鉢は2つあり、白い鉢の大きい方は背の高さが140センチメートルで押し出しもいい。1年半ほど前の夏に株分けした青い鉢の小さい方はまだ50~60センチくらいでとてもゆっくりと育っています。
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