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2013年1月28日 (月)

国産材の「やなぎ楊枝(ようじ)」

配偶者が国産材<北海道産白樺(しらかば)材>を使った楊枝を買ってきました。我が家では割り箸や楊枝は国産材を加工したものを使います。国産材を使った割り箸は簡単に手に入りますが、黒文字(くろもじ)などの高級楊枝を別にすれば、ごく普通のタイプの国産材の楊枝はけっこう手に入れるのが難しい。

そのごく普通のタイプの「やなぎ楊枝」は円柱形の「プラ容器」(ポリエチレン)に入っており、表を包んでいるフィルムに以下のように印刷されています。

『いま日本では、手入れが行き届かず荒廃する森が増えています。国産材の積極的な利用を通じて森のサイクルを促す「木づかい」運動で、温室効果ガスの二酸化炭素 (CO2) をたっぷり吸収する元気な森を甦らせましょう。』

この「やなぎ楊枝」の製造会社にとっては余計なお世話かもしれませんが、僕はこの一文から「温室効果ガスの二酸化炭素 (CO2) をたっぷり吸収する」という部分をすっぱりと削除したい。「温室効果ガス」の原因ということで悪者にされてしまったCO2を、微妙な言い回しで、さらに悪者扱いする必要はないと考えるからです。

さて、我が家で国産材の割り箸や楊枝をなぜ使うか、その理由に相当する箇所を、「間伐材の割り箸」および「割り箸の産地」という2010年5月のブログ記事から引用します。

◇『植物でも樹木でも、とくに人間の手が最初から入ったものは、間引きや間伐という作業をしてやらないと植物や樹木の集合体である山林は元気がなくなりそのうち荒廃してしまうので、どうしても間引きや間伐という作業が必要です。樹木の場合はその作業で出てくる副産物が間伐材で、それを利用して割り箸が作られます。間伐材の売上で得られた利益が間伐作業の費用に充当されます。だから、我が家では国内産間伐材を使った使い捨ての割り箸をお弁当などには好んで使っています。』

◇『かつて北海道は白樺やエゾ松を使った割り箸の一大産地でした。北海道の割り箸は中国物に押されてごく一部を除き壊滅状態で、残ったのは奈良吉野杉の高級品のみ』ということになりました。『もっと正確に』云うと『平成20年の日本での割り箸消費量は227億膳、・・・227億膳のうち輸入品が221億膳(97.4%)、日本製が6億膳 (2.6%)で、輸入品の99%が中国製』『国産品の都道府県割合は、奈良県が70%、石川県が15%、北海道が10%、その他5%という状況です(日本林業調査会、林野庁)。』『北海道のある割り箸製造会社では「白樺」や「しなの木」の間伐材を使って割り箸を製造しており、その年間製造膳数は、会社概要によれば、6900万膳。』

◇『国産の割り箸は、丸太から建築用材などを切り取ったときにできる端材や残材、間伐材を使ってつくられ、割り箸をつくる目的で伐採される木はありませんが、海外(ほとんど中国)では、木材価格が非常に安いため原木を伐採・加工して割り箸にします。』

黒文字は和菓子用ですが、やなぎ楊枝にしても最近の使い方はもっぱら食べものを相手に活躍してもらうか、あるいはToothpick以外の用途(たとえば、対象物に接着剤をわずかにつける)に利用しています。

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