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2013年2月12日 (火)

「米・パン・麺類」と「弁当類」、それから「北海道産米」

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1~2㎏の違いを気にしなければ、2人以上の1世帯当たりの米とパンと麺類の年間購入数量(2012年)は以下の通りです(総務省・家計調査)。

米:   80㎏弱
パン: 40㎏強
麺類: 40㎏弱

麺類とはラーメンやうどん、蕎麦(そば)やスパゲッティー。小麦粉を買ってきて自分でパスタを作ったりパンを焼いたりする人は上の3つには含まれませんが、ここでは気にしない。だから、次のような等式になります。

米の購入量 = パンの購入量 + 麺の購入量

コンビニやスーパー、デパ地下や(宅配サービスを含む)弁当・おにぎり専門店で販売している弁当やおにぎりや寿司を総称して「弁当類」と呼んでいますが、「弁当類」の家計あたりの購入金額(購入数量だと意味のある換算表示がむつかしいのでここでは金額)が、上記調査によれば、「米」の購入金額と「パン」の購入金額を上回ったそうです。

「弁当類」は料理としての完成品、「パン」は完成品ではあるけれども部品、「米」は加工の必要な原材料なので、カテゴリーの違う3つの購入金額を比較しても、とくに意味があるとは云いがたいのだけれど、他のデータと組み合わせると、いくつかの傾向はここから読み取れます。

弁当類はご飯を使った完成品なので、簡易味噌汁とお茶でもあれば、まあ、充足します。弁当類を食べる量が増加するとその中のご飯(お米)を食べる量も当然のことながら増加する。現在のお米の一人あたりの年間消費量は60㎏弱です。逓減傾向が続いていますが60㎏を少し下回るくらいでウロウロしています。つまり、ご飯の消費量は同じくらいなのだけれど、自宅でご飯を炊く量や回数が減ってきて、誰か他の人が炊いたご飯を食べる量や回数が増えてきたということです。

ところで、弁当類に向いたお米とはどんなお米か。冷えてもおいしいお米というのがすぐに頭に浮かびますが、弁当類は商売人が作るものなので、(冷めてもおいしい)味と(魅力的な購入)価格と(安定した)生産量の組み合わせの良好なものが好まれます。

都道府県別に見た場合、お米の生産量(あるいはお米の需要実績)で1番と2番を争っているのが新潟と北海道です。

新潟のお米と北海道のお米を大雑把に比較すれば、新潟はコシヒカリ系で、どちらかというと家庭で炊きたてを食べるのに向いています。北海道は「きらら397」「ほしのゆめ」「ななつぼし」「ゆめぴりか」など非コシヒカリ系で「きらら397」や「ほしのゆめ」は外食チェーンや弁当屋チェーンでは「デフォ米」(ここでは標準米というくらいの意味)になっています。(それだけでは、北海道の米農家にとっては、付加価値が少なくてモチベーションが高まらないので、真っ白で炊きたてがおいしい「ゆめぴりか」や「ななつぼし」のような値段の高いお米が近年開発され、北海道以外の家庭でも人気上昇中です。)

「弁当類」の家計あたりの購入金額が「米」の購入金額と「パン」の購入金額を上回ったということは、少なくともお米の消費(量)に関しては、需要の風は新潟に向かってよりも、北海道方面により強く吹いていることになります。

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