たまに出会う、いい感じの米国製調理器具
たいていの米国人女性は、料理で食べているような人を除けば、料理が器用とは云いがたい。知り合いの米国人女性が野菜を切る様子などを見れば、優雅さとはけっこう離れたあたりで庖丁を使っていることがわかります。おそらく、だから、米国では単機能ないしは単一目的の調理道具や調理器具が多いのでしょう。
単機能の道具はあまり我が家の好みではありません。しかし器用とは云いがたい米国人向けの米国製調理器具のなかで、優れものに出会ったときはその使いやすさにほとほと感心します。
以前の記事「柚子胡椒(ゆずこしょう)」で登場したのが下の黄色い持ち手のおろし金。記事には『硬いチーズからパスタの仕上げ用に粉状チーズをその場で作ったり、柚子の皮をおろしたりするのに便利なのがおろし金ですが、使い勝手がよいので配偶者のお気に入りは以下の写真のもの。』と書きました。
配偶者がその親戚を最近購入しました(下の白い持ち手の、幅広な下ろし金)。日本市場向けにデザインされた下ろし金だそうです。
大根や生姜(しょうが)などは下ろし金(おろしがね)ですりおろしますが、日本の下ろし金は、おろしたのを器具自体のもつ隙間に暫定的にためるような設計です。いっぽう米国製の下ろし金は器具の持つ貯蔵空間にいったんためるのではなく、料理に直接に落とすか、下に置いた他の容器(頃合いのサイズのステンレスボールや深皿など)に最初から落としてそこにためるような考え方で作られています。
どちらが便利かは考え方によりますが、配偶者は、目詰まりしない切れ味の鋭さと下ろしたあとの取り出しやすさやで、この米国設計・米国デザインがとても気に入っている様子です。
僕は、おいしい大根おろしの回数が増えたらうれしいので、この白い持ち手の下ろし金をどんどん使えと勧めています。天婦羅屋ではないので、量は多くなくていい。大根おろしに使うポン酢は自家製のものを十分にストックしてあります(「ポン酢づくりの季節」)。
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