続・「米の食味ランキングと、おいしいお米の生産地分布」

日本穀物検定協会は毎年2月にその前の年に生産されたお米の食味ランキングを発表していますが、今年(2013年)も2月になったので、2012年産米の食味ランキングが発表されました。産地銘柄単位(たとえば、新潟現魚沼産の「コシヒカリ」や福井県の「コシヒカリ」、あるいは、北海道の「ゆめぴりか」、ないしは熊本県の「森のくまさん」)で評価されます。
食味試験のランキング(ランク付け)とは、当協会のホームページによれば次のようになっています。
・「基準米」・・・複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とする
・「特A」・・・・・基準米よりも特に良好なものを
・「A」 ・・・・・基準米よりも良好なもの
・「A‘」 ・・・・・基準米と比較しておおむね同等のもの
・「B」 ・・・・・基準米よりもやや劣るもの
・「B‘」 ・・・・・基準米よりも劣るもの
毎年注目されるのは、「特A」米の種類や生産地分布。1年だけでなく3年間のゆるやかな変化を眺めてみると、新潟県のコシヒカリはあいかわらず評価が安定していますが、北海道や北九州、山形や北陸に、「特A」米が広がっています。米の新品種の開発努力、新品種のマーケティング努力の差が食味の違いにじわじわと現れてきたというのが、僕の意見です。
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