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2013年4月23日 (火)

続・おいしい地鶏卵と70%の値上げ

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おいしい地鶏卵と70%の値上げ」の続きです。先週末の夕方に70%値上げの地鶏卵の1週間後の様子を、配偶者といっしょに見に出かけました。買い物などの用事のついでに立ち寄ったというわけです。

売り場の商品棚の雰囲気が変わっていました。単品売りからラインアップ・ビジネスになりました。その売り場では「値段は比較的高いが安心でおいしい単品地鶏卵」という位置づけだったのが、そしてこれがもともとの狙いだったのかもしれませんが、「高級・有機地鶏卵のラインアップ販売」へと落ち着いた模様です。4種類のラインアップで、値段の安い方から6個パック、6個パック、6個パック、4個パック。それぞれの卵1個の値段は消費税前で、100円、200円、250円、600円。200円のものからはJAS有機認定卵です。1個600円のは、烏骨鶏(うこっけい)の卵。

調べてみると、以前からこの養鶏農場は商品ラインアップを揃えており、そのラインアップの中からこの小売店は、もっとも売れ筋と判断したローエンド商品だけを、販売価格を抑え気味に販売していたようです。おそらく、全商品を新しい価格で取り扱ってくれないのなら今後は商品を提供しないなどといった交渉がいろいろとあって、今回の変化です。

この養鶏農場は小規模。放し飼いで、餌(えさ)には気を遣い、丁寧に時間をかけた鶏の育て方なのでコストがかかるのは致し方ない。JAS有機認定卵だということは、餌もJAS有機認定飼料だけということになります。このコストに適正利潤を乗せ、流通マージンを加えると、先ほどのような店頭価格に当然なってしまう。

我が家は、先週から、この卵のターゲット顧客層からはあっけなく落ちこぼれてしまいましたが、餌に非常に気を遣った種類の鶏の卵だったので、2週間前までは顧客であったわけです。北海道は養鶏場も広くて平飼いや放し飼いができるし、餌もいいのが手に入りやすいので、おいしい卵を妥当な値段で食べられるという意味では東京などよりもはるかに恵まれています。平飼い鶏の有精卵が、10個パックで600円、1個が60円。

この養鶏農家の新しい製品戦略・価格戦略はじつにすっきりとしているので、固定客は確実に維持できると思います。

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