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2013年5月 2日 (木)

「甘口が食卓を席巻」しているそうです

甘口のカレー、甘いお酒、甘い漬物、甘い調味料をふりかけたトースト、甘いサラダドレッシングなど甘い食べ物が30代以下の世代に人気だそうです(日本経済新聞・消費欄 2013/04/26)。「甘口 食卓を席巻」という見出しだったのですが、席巻とは「席(むしろ)を巻くように、片端から土地を攻め取ること」なので、ご夫婦が30代以下の家庭では台所や食卓が甘いもので埋め尽くされているのでしょう。

甘くないと売れないそうです。だから何でも甘い味付けになっているらしい。こういうのを新しい消費者ニーズと云います。甘いのはトレンディーな味。朝ごはんにアンパンや菓子パン。昔の老人なら「世も末じゃ」と嘆くに違いない。僕も一緒に嘆きたい。

大人の味というか、甘いもの以外が苦手な人は以前から確かにいて、たとえば、酢味噌が酸っぱくて食べられない、寿司や刺身はわさび抜き、あの独特の辛さがないカレーはカレーではないと思うのですが、ちょっとだけ辛いカレーでも舌に強すぎて喉を通らない。子供舌のまま大きくなったというか、こなれた舌をお持ちでない人が確実に増えているようです。

寿司酢にはたいていは砂糖やそれに類するものが入るので、かすかに(あるいは、少し)甘いのですが、そのうち、にぎり寿司やチラシ寿司に砂糖をかけて食べる子供が現れるかもしれません。若い親は、その光景を見ても何の不思議も感じない。回転寿司では醤油のとなりにふりかけ用の砂糖が入ったガラス容器が置かれる日も近い。

子供舌の親からは、子供舌の二乗みたいな味覚の子供が育つことになると思いますが、そういう男女が一緒に暮らし始めるとどういう料理が食卓に並ぶのか、僕の想像を超えてしまいます。

それから、バーボンもミントやガムシロップと炭酸で甘く割って楽しむそうです。

「甘い」と「バーボン」で急に思い出したのがジャニス・ジョプリン。1970年に27歳で亡くなってしまった米国の女性ロック歌手というかブルース歌手です。いつも片手にSOUTHERN COMFORTというバーボンベースのリキュールの小瓶を持っていました。彼女が飲んでいたのでリキュールと云ってももう少し辛口かと思っていたのですが、この同じボトルを飲んでみると相当に甘かったので驚いた記憶があります。今から30年ほど前のことです。(下の写真は手元の『ジャニス ブルースに死す』という古い本を引っ張り出してきて、その中の写真を撮影してトリミングしたもの)

Janis_joplin_southern_comfort_a

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