« 伊勢と出雲の幣(ぬさ)、そして国というものについての雑感(その2) | トップページ | 梅干し作りの季節(その1) »

2013年6月 7日 (金)

「島根は鳥取の左側です!」、それから、島根のお米

知名度や認知度の低い都道府県(ありていに云えば、多くの人がどこにあるのかよくわからない都道府県)の自虐的な宣伝例の一つに「島根は鳥取の左側です!」というのがあります。

Photo

このTシャツ写真は「子供といっしょにどこ行こう?」という島根在住の方のブログからお借りしました。

このメッセージの欠点は、山陰地方というものが日本のどこにあるのかをわかっていて、しかし、さて島根は鳥取の右だったか左だったかという人には意味があっても、山陰地方のイメージがおそらく全くない人(たとえば、札幌の若い女性)には訴求力があるとは思われないことです。以下はその仮説を検証する実験です。

お相手は、20歳代前半の歯科衛生士。歯の定期検査でお世話になっている歯医者さんにお勤めの腕のいい女性歯科衛生士です。出雲大社をお参りするので、なにか縁結びのお土産を買ってきてあげると約束していました。

「約束通り、出雲の縁結びストラップを買ってきたのでケータイにでもどうぞ。ところで出雲大社って何県にあるかわかる?」
「・・・?」
「出雲大社は島根県です。ところで島根県はどのあたりにあるかわかる?」
「四国の方ですか?」
こういう女性に「島根は鳥取の左側です」といっても無意味なトートロジー(同語反復)以上にはならないので、云い方を変えます。
「島根は、広島の上。」
「ああ、なんとなくわかります。」

泊まったところで食べたやや硬めに炊いた「仁多(にた)コシヒカリ」が、炊き方の上手さもあるのですが、とても美味しかったので、水田の広がりがよく見えるあたりを走っているときにタクシーの運転手に島根のお米について尋ねてみたら、「コシヒカリ、きぬむすめ、それから最近は、つや姫」という答えがよどみなく返ってきました。島根の旅館の朝ごはんは、仁多米(にたまい)のご飯にシジミの味噌汁、レアな地魚の干物と漬物という組み合わせがあれば、それで十分です。シジミの味噌汁はおかわりをいただきます。

島根にはお米の食味ランキングで「特A銘柄」に選ばれたお米はありませんが、おいしいお米の県をめざして山形生まれの「つや姫」を生産し始めました。

蛇足ですが、地元のお米を使った付加価値食品に、仁多米と発芽玄米をブレンドして伝統的な造りの醤油で焼き上げた「仁多米煎餅(せんべい)」というのがあり、この香ばしい風味はちょっと類を見ない。

_a_2012

関連ブログ記事は、島根の「つや姫」に関しては「気になるお米、気になる競合(その2)」、食味ランキングに関しては「米の食味ランキングと、おいしいお米の生産地分布」と「続・『米の食味ランキングと、おいしいお米の生産地分布』」。

□□□

人気ブログランキングへ

|

« 伊勢と出雲の幣(ぬさ)、そして国というものについての雑感(その2) | トップページ | 梅干し作りの季節(その1) »

女性」カテゴリの記事

米と麦」カテゴリの記事

経営とマーケティング」カテゴリの記事

雑感」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1317632/51874239

この記事へのトラックバック一覧です: 「島根は鳥取の左側です!」、それから、島根のお米:

« 伊勢と出雲の幣(ぬさ)、そして国というものについての雑感(その2) | トップページ | 梅干し作りの季節(その1) »