乳酸発酵のしば漬けと簡易版のしば漬け

「茄子(なす)と赤紫蘇と塩だけの『しば漬け』」の続きです。茄子(なす)の季節です。北海道の茄子は、7月・8月・9月が旬。
乳酸発酵のしば漬けは、茄子と赤紫蘇を塩だけで漬け込み、常温で乳酸発酵させたものです。無農薬栽培の茄子や赤紫蘇には植物性乳酸菌がたくさん棲みついているだろうし、そういった素材を使った加工食品で植物性乳酸菌が元気に活動するであろうことは、想像に難くない。
先日に漬け込んでから2週間を経過したところで様子をみると、順調に乳酸発酵が進んでおり、味見をしてみるとけっこういい具合に仕上がっていたので食べ始めることにしました。冷蔵庫に寝かせてある「簡易版」のしば漬けと食べ較べてみます。
乳酸発酵のしば漬けは、乳酸菌による発酵らしく少し酸っぱいのですが、味わいはその酸っぱさも含めて穏やかです。茄子の果肉の白いふわふわ部分が赤紫蘇で温和な赤紫に染まり、その色が控えめな感じの味と合っています。
豆乳ヨーグルトもそうですが、家庭で作る植物素材の乳酸菌発酵食品は便利でおいしい。
左側が「簡易版」のしば漬け、右側が「乳酸菌発酵版」のしば漬け。
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コメント
はじめまして。面白いです。
私もいま丁度、しば漬け、初めて漬けているところです。
発酵って、つい、やってみたくなる性分でして。
人工的じゃなくて、自然に「そこにあるもの」から、
自分で作り出した感が高いからかな(笑)
スタートは梅干しだったなってのも思い出しました。
出来たとき、こんなに美味しいのか!って愕然としたっけなあ。
市販の漬けものが甘ったるく、クドく感じて食べられなくなったので自分で作るしかない…。
でも最近何でも、味、濃すぎません?
トシのせいかもしれないけど(笑)
ホントに自分の食べたいものは自分で作るのがいちばんウマイです。
投稿: 新月 | 2013年9月18日 (水) 03時13分
新月さま、コメントありがとうございました。
おっしゃる通りだと思います。手前味噌、手前梅干しではありませんが、味噌や梅干しや漬物類は自分で仕込んだ方がおいしいので、季節に従って作っています。味噌・梅干しは二年物、三年物の楽しみもあります。
投稿: 高いお米、安いご飯 | 2013年9月18日 (水) 06時55分