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2013年9月 5日 (木)

北海道は鯖(さば)の季節、そして放射性物質モニタリング

背中の青い魚の代表のひとつである鯖(さば)が、北海道の東の沖の巻き網漁で獲れ始め、釧路港はその水揚げでにぎわっているようです(水揚げされているのは「マサバ」)。背中の青い魚は、最近ではサプリメントの広告でおなじみ(以上)になったEPAやDHAが豊富に含まれていますが、そういう魚は鯖(さば)以外で僕たちが日本でおなじみのものは、マグロ・イワシ・アジ・サンマ・サケ・(戻り)カツオなどです。

北海道放射線モニタリング総合サイト」という北海道の食材を料理して食べる方や、小さなお子さんのいらっしゃる家庭にはとても役に立つサイトがあります。そのトップページで「水産物」のタブをクリックすると北海道や北海道沖で獲れるいろいろな魚介類の放射性物質測定状況が、種類ごとに時系列で提供されています。魚介類全体を時系列で概観することもできます。

マサバは獲れ始めたばかりなので、9月4日現在の検査情報には、去年(2012年8月と9月)とおととし(2011年8月)のものしか掲載されていません(下の表:クリックすると大きくなります)。

_20130904


北海道では今が旬の青魚(背中の青い魚)には鮭(さけ:シロサケ)やサンマや鰯(いわし:マイワシ)などがありますが、シロサケとサンマの測定値は以下のようになっています。ついでにマダラの測定値も付け加えておきます。

・シロサケ (表はクリックすると大きくなります)

_20130904_2

・サンマ (表はクリックすると大きくなります)

_20130904_3

・マダラ (表はクリックすると大きくなります)

_20130904_4

自然発生による放射線被曝量(平均で年間2.4ミリシーベルト程度)を別にすれば、一般人の年間被曝限界量(外部被曝量+内部被曝量)は1年に1ミリシーベルトですが、水(飲料水)の関係者は、僕たちが水を1日に2リットル飲むという前提のもとに、水(飲料水)による影響を、その10分の1(年間に0.1ミリシーベルト)以下に抑えようとしています。だから、「WHO飲料水水質ガイドライン 2004」に基づき、飲料水に含まれる放射性物質の基準値は、ヨウ素 I-131が1リットル(1㎏:水1リットルは1㎏)あたり10ベクレル以下、セシウムCs-137とセシウムCs-134が1リットルあたり10ベクレル以下となっています。

人は水を飲みご飯を食べます。したがって、水以外の食べ物(たとえば、コメやパンやうどん、大根・小松菜・ニンジン・シイタケ、牛肉・豚肉、鶏卵、サンマ・サバ・アジ・鮭・タラ・ニシン・牡蠣、リンゴ・柿、牛乳、お茶など)の放射性ヨウ素や放射性セシウムのそれぞれの測定値が1㎏あたり10ベクレル未満なら、それぞれをどれくらいたくさん食べるか飲むかといったことをまったく気にしなくても、大食いコンテストに頻繁に出場するような大食感でない限り、安心だということになります。大ざっぱですが、日々の生活では1㎏あたり10ベクレル以下という数値は覚えやすいしわかりやすい。

だから、国の現在の基準値はさておき、「迷ったら安全サイド」という生活の知恵に従うと、その食材を食べるか、その食材を料理に使うかどうかの区分け値に「1㎏あたり(ないし水なら1リットルあたり)10ベクレル(未満)」を使うと便利です。そういう視点で上に引用した表などを眺めます。もっとも、もっと安全サイドに立って考える人は、1㎏あたり10ベクレルではなく、1ベクレル未満という数値をお使いかもしれませんが。

関連記事は「夏から冬にかけてのおなじみの魚と海流と、汚染」。

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