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2013年10月15日 (火)

近所の街路樹の「ななかまど」

初めて聞くといったい何のことなのかよくわからないのが「ななかまど」。札幌などではポピュラーな街路樹なので比較的にどこにでもあり、「ななかまど」をご存知の方にそのひとつを指さしてもらうと、とりあえずは赤い実をつけた背の高い木だとは納得しますが、それでもなぜそういう不思議な名前を持っているのか釈然としません。「七度、竈(かまど)に入れてもなお燃え残る」ので「ななかまど」と説明されてもそれだけではよくわからない。

備長炭(びんちょうたん)の原料として有名なのがウバメガシ(姥目樫)という樫(かし)の木です。我が家でも、室内の空気をきれいにするために竹の籠に入れて、あるいはお湯を柔らかくするために目の細かいステンレス籠に入れて浴槽で使っているのは、ウバメガシ(配偶者は、ウルメイワシみたいな名前の樫の木、という風に記憶していますが)を原料とする紀州備長炭です。そういう風に使ってだんだんと古くなったのは、最後は鉢植えの底に入れると水はけがよい。ところで、炭の本によれば、我が家では使ったことがないのだけれど、備長炭の極上品は「ななかまど」を使ったものらしい。

数年前の秋に札幌のタクシーの運転手から、「ななかまど」は赤い実がきれいと云うこともあるけれど、とても燃えにくいので火事の延焼を防ぐ、だから、街路樹向きだという話を聞いたことがあります。その話と、良質の炭をつくるには竈(かまど)に入れて七日を要するという話を組み合わせて「ななかまど」という表現を理解するのが、僕にとっては一番腑に落ちます。

近所には街路樹が多いのですが、その中にも「ななかまど」が混じっており、下がその写真です。赤い実が美しい。樹にシュロ紐でぶら下げられている案内板が、市の職員の経験に基づく文章なのか、知り合いのロシア人から得た知識なのか、あるいはどこかの本から引用してきたのかわかりませんが、酒とジャムの説明でユニークです。『ロシアでは・・・』で始まるところが北海道らしい。

『【ナナカマド】 ロシアでは赤く熟した実で果実酒を作ります。果実種にした「ナナカマドの実」はビンから取り出し、砂糖を加えて煮てジャムにします。 (札幌市)中央区土木部』

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