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2013年10月31日 (木)

酒の肴に味噌を焼く

二年物の手前味噌(自家製味噌)の方が、市販の結構な値段のものよりも確実においしいので、味噌汁や酢味噌、味噌炒め、それから魚の味噌漬けなどに使う味噌は自家製です。

味噌漬けした魚を焼けば、焼いた味噌を少しは食べていることになるのですが、直接に味噌だけを焼いて燗酒(かんざけ)の肴にしたいという思いが強くなり、さて、味噌焼き器といったものは今でも手に入るのか。

僕が小学生のころ、祖父から頼まれて、酒の肴としての焼き味噌を作る手伝いを寒い時期の夕方などにときどきしたものです。高台(こうだい)に竹串などを通すための穴の開いた茶色い陶器のイメージは鮮明に残っています。器に塗りつけた味噌は、高台に竹串を通した容器を逆さにして、たとえば畳の部屋で、火鉢の赤い炭に向けて味噌をあぶるので、焼いている途中で味噌が落ちないように器に塗りつけるには慣れが必要です。たまには失敗して味噌の一部が炭の上に落ちてしまい、そうすると熱い炭でじかに焼けた味噌の香りが立ち上ります。祖父は日本酒と焼き味噌をゆっくりと楽しみ、僕も焼けた味噌を少しは口にし、なかなかにおいしいものだと思ったものです。

最近、そのころのイメージがだいたいそのままの味噌焼き器を偶然に発見したので、これはすぐにでも購入して自家製味噌を焼いて一杯やるしかありません。秋の夜は味噌焼き器が黄瀬戸風なので、ぐい呑みも黄瀬戸にして、熱燗で心地よく酔います。

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