今年のアップルパイ(2013年版)
紅玉が北海道の一般消費者にはけっこう手に入りにくいので、中年以上向きの、紅玉を使った、しかし砂糖をまったく使わない、林檎の甘さだけのアップルパイ作りには苦労します。
しかし、今年は、地元の物産展風の即売会で近所(といっても、札幌から小樽経由で2時間くらい)の余市(よいち)産の紅玉(こうぎょく、と読みます、小型の酸っぱいリンゴです、生食向きではない、念のための注釈です。蛇足ですが、コンピュータの「マック」のリンゴはマッキントッシュですが、これも酸っぱい。)がたくさん手に入ったので今年もアップルパイを作ってみました。作るのは配偶者で、僕は「じつにおいしい」とか「改善の余地あり」とかの感想を述べる係りです。
普通はこういう無謀なボーケンはしないのですが、配偶者が、今年は小麦粉でなく米粉(コメコないしはベイフン)でパイを焼くと宣言したので、僕はただ「はあ」と頷くだけでした。いちおう少量のリンゴで試作です。試作結果は、有体に云って、ダメ。英語だと、Not Acceptable。米粉のパイはグズグスというか、まとまらないというか、とても作った人以外は食べられない。作った人は意地になって食べますが、意地になってもおいしくなるわけではありません。
実験というか試作で犠牲にならなかった残りの紅玉は、今度は慣れ親しんだ小麦粉でおいしい「渋い」アップルパイになりました(ここで渋いというのは、渋い茶碗や渋い作品という時の渋さのことです、渋柿の吐き出すような渋さではありません、念のため)。
米粉の生地は、再利用(リメーク)なしでは済まされないので、ココアと卵と砂糖を加え、意地になった配偶者が、クッキーにしました。食べて感想を述べる係りとしては、なかなかいい味と食感だと判断したので、作成者に合格点をさしあげることにしました。
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