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2013年12月12日 (木)

再び、鳥取の柿

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先月、口にした甘い渋柿は「西条(さいじょう)」という種類で、原産地は広島県、ただし我が家で食べた柿の栽培地は鳥取県(「上品な甘さの渋柿」)でしたが、今度は生まれも育ちも鳥取の柿を賞味する機会がありました。説明チラシによれば「花御所(はなごしょ)柿は、鳥取県の東部、因幡地方にのみ栽培される甘柿です。11月下旬から12月中旬が食べ頃。よく熟れて、少し柔らかくなったものから順にお召し上がりください。」となっていたので、その通りにします。

モノの本によれば、「西条」は13世紀頃にはすでに栽培されていた歴史の長い渋柿で、「花御所」の栽培も明治時代にさかのぼるそうです。最近は、機会と選択肢があるなら「F1交配種」などとは無縁の在来種・固定種の穀類や野菜や果物を試しているのですが、柿のような果実は「桃栗三年、柿八年」と云われるように「F1」向きではないので、ほとんどの柿は在来種・固定種だと思います。

鳥取の方にはまことに申し訳ないのですが、「因幡の白うさぎ」と「境港」は知っていても鳥取にはまだ行ったことがない。『「島根は鳥取の左側です!」、それから、島根のお米』というブログ記事で触れた島根は、札幌の若い女性にはどこに位置する土地なのかぼんやりとしかわからないようですが、ご縁結びの出雲大社がある。仁多米(にたまい)は上品な食味だし、浜田のどんちっち(鯵)や竹輪はすばらしい。古代出雲歴史博物館で銅鐸の説明をしていただいた係りの中年の女性の声は素敵だった。いい温泉はあるし、かすかな雨に濡れた松江の町はしっとりと美しい・・・、で、島根に関する記憶の引き出しの中の素材は数は少ないのですが、物語風に連鎖しています。

「花御所柿」は見た目は「富有(ふゆう)柿」です。甘い。しかし、子供向きの(別言すれば、スイーツ好きの女性向きの)直接的な甘さではなく、「紅玉のアップルパイ」ほど「渋く」はないのですが、大人も楽しめる種類の甘さです。食感も、いくぶんねっとりとしている。

「西条(さいじょう)」という鳥取産の渋柿もよかったし、僕の中での鳥取についての記憶は、今のところ、柿(「西条」・「花御所」)、古事記の「スサノヲ、オホクニヌシ、白兎」、それから境港の魚介類に限定されています。もっとも、古事記の神話では、島根と鳥取との間に断絶はないので、島根と鳥取の記憶をひとつにまとめてしまっておくのも個人的には便利かもしれません。

下は島根在住の方のブログからお借りした写真です。この場を借りて御礼申し上げます。m(__)m。

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