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2014年1月16日 (木)

「スパゲティー」から「パスタ(スパゲティータイプ)」へ

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2年近く前のことです。さるお店のさる売り場で北海道産の強力粉を使った国産スパゲティーやマカロニが販売されていました。さしつかえがあるので細かくは書きませんが、あるとき急にその袋が棚から消え、1か月ほどして、よく似たデザインの袋で再登場してきました。

ただし、袋に新たに印刷された商品表示は「スパゲティー」ではなく「パスタ(スパゲティータイプ)、「マカロニ」ではなく「パスタ(マカロニタイプ)」。

日本農林規格(JAS規格)では粗挽きか普通挽きのデュラム小麦を使って作ったのがマカロニやスパゲティーと規定されているので、その規定に従ったと思われます。それ以外の強力粉小麦粉で作ったものはマカロニやスパゲティーではない。

マカロニ類の日本農林規格
【第3条 マカロニ類の規格は、次のとおりとする。】
・原材料
 次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
  1 デユラム小麦のセモリナ及びデユラム小麦の普通小麦粉
  2 卵
  3 野菜
    トマト及びほうれんそう

日本では強力粉・中力粉・薄力粉用の小麦は栽培していますが、デュラム小麦は生産していません。だから、たとえば、デュラム・セモリナ(セモリナとは粗挽きタイプのこと)は、たいていはイタリアや米国、カナダからの輸入品です。

 
農産物はECの方が高級品志向なので、米国などよりもブランドや品質基準には細かい。地名と商品の関係にも繊細で厳格です。たとえばパルミジャーノ・レッジャーノは地名由来のイタリアチーズで、トマト味やバジルソース味のスパゲティーのトッピングとしては必需品。日本も「松阪牛」などは食材ブランディングの典型例。上記のパスタ(マカロニタイプ)やパスタ(スパゲティータイプ)はパッケージの作り変えだけで規格対応が完了した模様です。

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