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2014年3月25日 (火)

消費税増税と米国債

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1年と4か月ほど前のブログ記事(<1年後の「現金不足の時は、普通は、定期性預金を解約」>)に以下のように書きました。

「我々が社債や国債を購入する場合は、それらを流動性の高い安定した定期性預金としてポートフォリオに組み入れますが、急に現金が不足した状態になり、しかし銀行などからの借入金を今以上増やしたくない場合は、通常は、定期性預金を必要額だけ解約します。

税の使い道に関する議論はさておき、税収不足が複数の会計期間にわたって見込まれる場合、消費者の消費性向が低い中で消費税率を上げることで対応するのではなく、その複数会計期間にわたって上記の流動性預金、つまり米国債を、債券市場を棄損しない程度に一定額(たとえば、毎年5兆円から10兆円)ずつ丁寧に取り崩せばいいように思われますが、どうも、というか、見えざる手でも働いているのか、そういう方向には物事は動かない。」

ロシアが今回のウクライナ問題・クリミア問題に関する米国の経済制裁(資産凍結など)を避けるために1000億ドル(10兆円)規模の米国債を、市場を混乱させずに、売り抜けたらしい。それが事実なら(僕には現在は確かめるすべがないが)、前もって周到にそういう準備をしていたことになる。

以下は、米国の財務省が毎月公表している「(米国を除く)国別の米国債保有残高の推移」(2014年3月17日付)の一部を引用したもので、2014年1月末現在の数字までわかります。

このレポートによれば、2014年1月末現在のロシアによる米国債の保有高は1318億ドル(1ドル100円で約13兆円)で、世界で10番目くらいの保有高です。なお、その1年前、つまり2013年1月の保有高は1644億ドルでした。この1年で3兆円ほど少なくなっている。

他の国と比べて、中国と日本の保有高が圧倒的に多いのはご案内の通りです。それぞれの保有高は(1ドル100円だと)、127兆円と120兆円。

__20140317

_20140317

2014年5月中旬のこのレポートが楽しみです。レポート作成国の数字操作という恣意が入らないという前提で、ロシアの保有高がどう変化しているか。

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