« つぶれ梅と食品添加物 | トップページ | 「の」で糊付けされた表現はイライラする »

2014年3月19日 (水)

そろそろ賞味期限が近づいているかもしれない用語

人気ブログランキングへ

女性アイドル歌手は、かつては、「はい」「よくわかりません」「どうもありがとう」の三語で芸能メディアとコミュニケーションが成立したそうですが、現在の僕たちは、次の三つの用語をさらっと使いこなせたら、それなりの知性の持ち主に見えないこともありません。状況によっては大きな顔もできる。なぜなら、国の長も大きな地方自治体の長もこの三語でさまざまな状況を遣り繰りしているからです。失礼ながら、政治家にもかかわらず、この三語以外の準拠枠の持ち合わせがないのかもしれないとも、僕の目には映ります。

・コストパフォーマンス
・選択と集中
・アウトソーシング

この経営学教科書の定番の三語が編み上げる発想が軸になり、それにどれだけ「理念的な戦争」や「闘争」が好きかを付け加えると、その首長の世界観になるようです。こういった捉え方は、いろいろな方がすでにされていることなのでここで屋上屋を架すことはないのですが、僕の頭の整理です。

「コストパフォーマンス」と「選択と集中」と「アウトソーシング」で編み上げられる為政者の世界観を別の言葉で云えば、ひとつは、「グローバリゼーション」への傾斜と「国民経済」への無関心、もうひとつは、国民に対する「思考の放棄」と「自由からの逃走」のひそやかなプロモーションです。

「東京原発」という2004年に公開された、基本情報とユーモアと刺激にあふれた原子力発電に関する映画があります。昨晩その一部を見返していました。しかし、(この前の都知事選の選挙結果では)原子力発電のお好きな東京都民に、映画とは違って、東京都における原子力発電の「地産地消」という発想は出てこないようです。なぜ東京以外の場所に東京都民用の原発基地を置くのか、「コストパフォーマンス」と「選択と集中」と「アウトソーシング」を強引に組み合わせたら(ついでにお金の魅力を加えたら)その理由は簡単に説明できますが・・。

この三語も、ビジネス以外の世界では、少しずつ賞味期限切れに近づいているように思われます。しかし、自宅で食材を料理するよりも、持ち時間の使い方と対象を「選択と集中」し、惣菜屋やミニスーパーや外食チェーンに調理を「アウトソーシング」した方が、食事の「コストパフォーマンス」は高いという理由から自宅では料理をしない、加工食品以外には関心がないという考えの人も多いので、僕の勘違いかもしれません。

人気ブログランキングへ

|

« つぶれ梅と食品添加物 | トップページ | 「の」で糊付けされた表現はイライラする »

経営とマーケティング」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

食べもの」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1317632/55430206

この記事へのトラックバック一覧です: そろそろ賞味期限が近づいているかもしれない用語:

« つぶれ梅と食品添加物 | トップページ | 「の」で糊付けされた表現はイライラする »