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2014年4月14日 (月)

再び、血圧が「130/85」から「148/95」へ

「130/85」から「148/95」へ】の続きです。同じ新聞社の同じ主題に対する更新記事(日本経済新聞 2014年4月11日)の一部を引用させていただきます。

前回の記事が、緩和された新しい基準値の発表という事実の確認だったのに対し、今回の記事は、人間ドックや健康診断で使用するその新しい基準値に対する「街の声」、というか「専門家の声」が集められており、短いですがなかなかに楽しい読み物になっています。「専門家」とは、「専門家という立場の利害関係者」ということでもあります。

前回は、「血圧は130未満」で走ってきたサプリメント・ビジネスは戦略変更で大変だろうなという感想を述べたのですが、今回は記事の見出しが【「健康な人」増える?】となっているので、病院や診療所が大変かもしれない、そういう感想です。

基準値の緩和とは、先月まで、そろそろ降圧剤ですね、と内科医に脅されていた人が急に健康な人になったということだし、生活習慣病でメタボですね、といわれていた人がもはやメタボではないということなので、つまり、限りなくグレーに近かった人が急に(そしておそらく大量に)シロになったということです。

前向きに評価する声は「項目によっては、男女一律だった基準を年齢や性別で区分けしており、受信者により柔軟なアドバイスができると思う」、一方、慎重な声は「基準が緩和されることで、これまでなら発見できた病気を見のがすリスクはある」。

この記事の担当者は上品な方なのか、経済と金融を軸にする新聞にもかかわらず、医療ビジネス(お金儲け)に関する「街の声」は拾っていないようです。

基準の改定(緩和)で健康とされる人が突然増えると云うことは、いままで各種の薬を処方していた患者(とされる人たち)、ないしは、今後安定したリピーターとなることが期待されていた顧客層が突然消滅するわけで、薬や診療サービスを提供する当事者にとっては大変なことです。適当に計算すれば消滅市場の大きさは概算できますが、そういう方面の「街の声」は記事の中にはでてきません。

最近この程度の年齢で鬼籍に入るかというような方々の例を散見します。そういう記事が目に留まった時には、その方の毎日の食べ物を想像したり、その方が治療入院されていたような場合には「人は癌では死なない、癌治療で死ぬ」というなかなかに説得力のある意見を思い出したりもします。

薬にお金を使うくらいなら、出来の良い旬の農産物や素性のしっかりとした加工食品(たとえば、干し昆布や鰹節など)や自家製味噌や自家製梅干しなどの素材にお金を使い、家計のエンゲル係数を高める方を、僕は好みます。

_20140411

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